2025年2月25日(火)、伊豆半島を代表する2つのダートの峠越えを目指したツーリングにNC750Xと出かけてきました。
この峠越えはタイトルにもあるように旧道R414での天城峠とr115での大鍋越峠です。
2つとも共通するのはダートでの峠越えになりますが、天城峠では初の雪交じりのダート走行、そして極めつけは過去最悪の「ガレ」ダートだった大鍋越峠。。。
初心者の域を出ず、かつオンロードアドベンチャーのNC750Xでの大鍋越峠越えは無謀であったことを走行後に痛感。
事前の下調べの甘さに後悔しつつも、なんとか走破してきました( ̄▽ ̄;)
この峠越えの前後では道の駅巡りや、少し早い河津桜や松崎での古き良き街並みを楽しんだりして、伊豆半島ツーリングの体裁はなんとか保てたと思います(;^_^A
今回はツーリング仲間のKTMアドベンチャー390を駆るNさんとご一緒してきました。
毎年この時期恒例の伊豆半島ツーリングに違ったアクセントを、ということで企画した今回のツーリングは少しきつめのスパイスの効いたツーリングとなりましたが、思い出に残ることは間違いなし。。。(^◇^;)
2月初頭に発症したギックリ腰をなんとか落ち着かせ(⌒-⌒; )、3月からの春ツーリングの前哨戦、早速、参ります~(^o^)
伊豆半島、天城峠・大鍋越峠越えツーリングMap
(関越道・所沢IC~圏央道~東名高速~伊豆縦貫道・函南塚本IC)
Ⓐ道の駅 伊豆ゲートウェイ函南
~R136/伊豆縦貫道~R414~旧道R414~
Ⓑ天城峠/天城山隧道
~旧道R414~r14~
Ⓒ河津バガテル公園
Ⓓ川津来宮神社
Ⓔ食事処 こっちゃん
~r115(ダート含む)~
Ⓕ大鍋越峠
~r115(簡易舗装含む)~
Ⓖ道の駅 花の三聖苑伊豆松崎
~R136~(土肥経由)
Ⓗ道の駅 伊豆月ヶ瀬
Ⓘグッチーバーグ(夕食)
(伊豆縦貫道・函南塚本IC~東名高速~圏央道~関越道・所沢IC)
埼玉から伊豆半島へ
朝6時に埼玉自宅を出発、少しずつですが、日が登るのが早くなっている気がします。

自宅最寄りの所沢ICから関越道に乗り、圏央道の厚木PAまでひとっ走り。

ここでNさんと合流。
ここから意気揚々と出発!と行きたいところですが、いきなり事故渋滞中。。。( i _ i )

なんとか圏央道での渋滞をやり過ごし、東名高速へ。
ここからは平日の下りということでスイスイ〜

そして東名名物風景の富士山のお見え〜(*^◯^*)

しばらく富士山を正面に眺めながら高速を走る愉悦。。。

いくつかのトンネルを抜け、

伊豆縦貫道へ入ります。

一年ぶりの伊豆に心躍る時間帯です〜\(^o^)/
まずは伊豆のゲートウェイ、「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」でひと休み。

併設のセブンイレブンでホットコーヒーを買って、1時間以上の高速走行で冷えた体を温めます。
道の駅横のめんたいパークでモニュメント越しの富士山と記念撮影〜(^O^)

伊豆縦貫道を南へ
料金所で二輪料金160円を2人分支払い、縦貫道を走っていきます。

狩野川を渡る風景が抜けているエリアをばいーんと!

月ヶ瀬ICまでは2回ほど一人160円を支払います。

ちなみにETC未導入の場合、160円をきっかり小銭入れに忍ばせておくのではなく、500円玉を2つ忍ばせておきます。
料金所ごとに160円を出すより、500円玉を出してお釣りを受け取る方が楽だから。
月ヶ瀬で有料区間を終え、下道へ。

平日のR414は車の往来はありますが、流れているので問題なし。
「道の駅天城越え」をスルーして、

本日最初の目的地、R414の旧道に入っていきます。

雪混じりのダート・旧道R414で天城峠越え
旧道の入口に来ました。

いよいよダートでの天城越え、参ります!
早速、ダートが始まりました~

主にフラットダートなので安心して走っていくと。。。

なんと雪混じりダート〜(T . T)
そろーり走っていくと、普通の舗装道路での雪より、しっくり走れる感覚でした。
雪区間はそれほど長くなく、また通常のフラットダートに戻り、少しずつ標高を上げていきます。

そして道横に銅像が佇む中、

天城山隧道にて
天城山隧道に到着、早速、記念撮影です〜(^O^)

撮影してたら、なんとタクシーが接近、慌ててバイクを移動、道を譲ります。
隧道目当ての観光客でしょうか。
タクシーをやり過ごした後、隧道の中へ侵入〜

先ずはちょこっと侵入(^O^)
その後、そろーり走り、隧道の中でパチリ〜

1904年に竣工しているこの隧道、良き風合いの石造りでした。
そんな撮影をしていたら、年配のご夫婦が反対側から通りかかり、写真撮りますよ〜と言って頂いたので、お言葉に甘えてパチリ。

まさかこんな隧道で写真を撮ってもらうとは。。。
先に行っていたNさんも同じく撮影してもらったようです。
最後に隧道を出たところで記念撮影をして、隧道を後にしました。

隧道の南側のダートはそれほど長くなく、しかもフラットダートだったので、この旧道はダート初心者には持ってこいかもしれません。

ちなみにこの隧道の長さは445メートルで、日本最長らしいです。
隧道の詳しい情報はこちら↓
ふと山口百恵と三浦友和共演の「伊豆の踊り子」を思い出してしまいました(^◇^;)
河津七滝ループ橋
再びR414に戻り南下を続けます。

久々の河津七滝ループ橋下り、参ります〜(^O^)
先ずはスピード出し過ぎ注意の路面表示。

そして、ググっとカーブに侵入。

さらに侵入〜

お気付きの通り、前にスピード遅めのワンボックスが〜(・・;)

ゆったり風景を楽しむぞ〜!に切り替え〜(^◇^;)
2巡目のループ突入。

最後のカーブを抜け、

ループ橋走破〜
以上、河津七滝ループ橋コマ送り中継でした(^O^)
毎度の撮影、Nさんに感謝ですm(_ _)m
少し早かった河津桜まつり
R414からr14に入り、河津の町中へ。

菜の花が道端に咲いていました。
そして河津川に架かる「かわついでゆ橋」からの眺めです。

うーむ、少し早かったか。。。
5分咲きほどでしょうか。
Uターンして下流面の風景はこちら。

気を取り直して河津川の西側の丘を登り、河津バガテル公園へ。

公園の前にはユニークな円錐形の植栽が並んでました。

この公園はお花が綺麗に咲き誇っているとのことですが、入場料を取られるということでスルーm(__)m
そして向かったのは「川津来宮神社」。
Cさん曰くユニークなお守りがあるとのことで(^O^)
川津来宮神社
鳥居を入ったスペースにバイクを停めようとすると見事な大クス発見。

バイクを停めた後、あらためて鳥居をくぐります。

さらに境内に進み、本堂へ。

本堂横にも大クスが。

神社の歴史を感じさせますね。
本堂でお参りした後、社務所で狙っていたお守りを購入〜

なんと「お酒を呑む人の御守」〜〜〜(^O^)
2つ購入したのはよくお酒を呑むカミさんと息子さんのためでした(^◇^;)
◇
目的を果たし、神社を出た後、河津駅近くのパーキングにバイクを停めて、ランチどころへ。

車一台1,000円→バイク一台500円ということで。
駅すぐ近くの「食事処こっちゃん」でミックスフライ定食を美味しく頂きました。

お店を出た後、5分咲きとはいえ、せっかく訪れたので、河津桜と記念撮影〜(^O^)

これぞ「The ダート険道」r115大鍋越峠
平日ながらやや賑わいのあった河津桜まつりエリアを出発、いよいよ本日のハイライト、大鍋越峠越えへ。
事前に確認したことは大鍋越峠東側がダート、ということのみ。
事前確認の甘さにこの後、後悔することになります。。。(⌒-⌒; )
r14からR414へ来た道を戻り、

r115に入ります。

最初は2車線が続き、

1.5車線となり、

いよいよ山中へ。

まだよくある山道風景ですが、通行規制案内の看板発見。

げっ!通り抜け禁止!
・・・ここまで来たので、厳しくなったらUターンしようと前進しますm(__)m
簡易舗装となった山道をぐんぐん登って行くと、

今度は「進入禁止」の看板が。。。

看板の文言を読んでみると、「進入はご遠慮願います」「進入して事故が起きても町は一切の責任を負わない」とのこと。。。
危険な進入禁止なら通行止めとして通れないゲートを設置すべきと思うのですが、そうはしていない状況を鑑み(自分都合でごめんなさい)、さらに進入。
引き続き、簡易舗装の坂道が続いた後、

いよいよダート区間が始まりました。

道脇には「山火事用心」の赤弾幕が。

ということは車の往来はあるんだなと。
再び簡易舗装を登って行くと、

道横にわさび畑?

この山道がはっきりと通行止めにしていないのはこの持ち主のためなのかな?
さらに簡易舗装を登って行くと、

再びダートが始まりました。

ここからがダート初心者にとっての試練が始まります。。。
進んでいくと、ダートのガレ度合いが大きくなっていくのを実感。

時折混ざっていた石も大きくなっていき、

そんな大きくなった石が多く混ざるようになってきました。

どしぇー!って感じの様相に。。。(-。-;
ということで一気に進むのでなく、停止・確認して進み、を繰り返していきます。

タイヤも太く、車両重量も220キロ超えのオンロードアドベンチャー・NC750X出はキツイ山道になってきました(T . T)

まだ↑のpicはマシなところで、最も厳しい区間は握り拳以上の石がゴロゴロしてるわ、前後左右にボッコボコの段差があるわ、で結構大変でした( i _ i )
そんなエリアで写真を撮っている余裕はなく、なんとか前進あるのみ!で集中して10キロほどのスピードでの走行。。。(^◇^;)
ふと道横に不思議な看板を発見。

「林班界」?
調べてみると、森林計画図における一定単位でのまとまりを管理するための用語だそうです。
ようやくダートのガレも落ち着き始め、

大鍋越峠に到着〜

Nさんと「ようやく終わりましたね〜、おつかれ様でした」
今更ながら伊豆でも熊が出るのか。。。

峠の反対側は事前情報通り、舗装路の下りでした。

その下りをこれまでの鬱憤を晴らすかのようにばいーんと走り、

r115走破しました。
このブログを書きながら、あらためてGoogleMapのクチコミを確認すると、
・オフ車以外のバイクで行ってはいけない
・ハンターカブで走ったら2回立ちゴケし、この道を趣味で走っているバイク屋店員によれば腕に覚えのある人以外は絶対避けた方が良い
などなど。。。
リスクのありそうな道を走る場合、やっぱり事前確認は必須、を実感した峠越えでした(^◇^;)
◇
r115からr15に入ってすぐの「道の駅 花の三聖苑伊豆松崎」でひと休みです。

道の駅内の趣きのある建物を眺めつつ缶コーヒーを飲みながら、Nさんと反省の弁と無事に走破して良かったことを語り合います。

たったの20キロほどのr115を1時間以上かけて走り終えたことで今回のツーリングは終了、という感じでした(^◇^;)
道の駅を出た後は夕刻間近の陽を受けながらr15を西へ。

夕刻迫る西伊豆を走る
なまこ壁通り
当初、R136を北上する予定がふと思い付いて、GoogleMapで「なまこ壁通り」とプロットされている場所へ。
久しぶりに向かうと、風情のある街並みを再見〜

少し影がかかってしまったのでアングルを変えてもう一枚。

この建物の横の「松崎町温泉旅館組合」も味わい深い外観でした。

再びR136に出ると、印象的な赤い門発見〜

ここからUターンしてR136の北上開始。
晴れた午後のいい時間帯のR136は気持ち良き〜\(^o^)/

一度、夕方の西陽を受けながらR136を走り、そのまま西伊豆の温泉旅館にチェックイン、をしてみたいものです(^O^)
所々に先ほどの河津桜まつりでは見れなかった満開の河津桜が〜

恋人岬を横目に通り過ぎ、

再び左手に海を眺めながらru〜n(^O^)

駿河湾の向こうには富士山もお見え〜
土肥エリアに到着、海際にある松原公園に入り、「世界一の花時計」をパチリ。

公園にはバイクで入れなかったので、少し遠めからの撮影になってしまいました(^^;;
そんな撮影をしている僕。。。

花時計手前には河津桜も。

道の反対側の土肥温泉のモニュメントと記念撮影を最後に西伊豆の海にさよなら〜

R136を東方面へ。

今度は西陽を背に受けながらR136を登っていきます。

翳り始めた道を登り続け、

高架を走り、

「道の駅 伊豆月ヶ瀬」でトイレ休憩。

すでに5時を回っていたので、道の駅はクローズしてました。
辺りが暗くなり始める中、道の駅を出発、

高速に乗る前に先ほどGoogleMapで見つけた伊豆長岡の町中にある「グッチーバーグ」さんで夕食を取ることにしました。
平日ということで高速の渋滞もないため、ゆっくり帰ろうということで。
オーソドックスながらジューシーなハンバーグを注文(目玉焼きで見えない。。。)、美味しく頂きました。

お店を出発、再び伊豆縦貫道から東名高速に入り、圏央道〜関越道の帰路につきました。
◇
伊豆半島の2つのダートを走破した今回の伊豆ツーリング、走り終わってみれば、充実感満載の日帰りバイク旅でした。
いや、充実感ではなく、疲弊感?(^◇^;)
オンロードアドベンチャーのNC750Xでは走れるダートに限界はあるものの、自然の奥深く入る山道ツーリングはやめられません。。。
同じ伊豆ツーリングでも走る道によっては印象が全く違うものになります。
このメリハリも楽しい。。。
今度はGSX-S1000GTで2つのスカイラインを気持ち良く流そう〜(^O^)
◇
バイクツーリング is fun!
これからは事前確認を怠らず、きっちり計画して山道ツーリングに臨もうと思うchizuo_riderでした。
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