2025年7月31日(木)、新潟~群馬県境に位置する南魚沼市、湯沢町、みなかみ町を巡るツーリングにNC750Xと出かけてきました。
谷川岳を貫き、日本で二番目に長く、涼しい印象の関越トンネルの前後の町に行けば、「涼」を味わえるかなと思いきや、停まっていると「涼」とまではいかない気温でした。。。
ただ、バイクで走っているときは心地よさを感じることが出来たツーリングに。
今回、魚沼スカイライン以外はほぼ訪れたことのないスポットばかりで目新しさも創出出来ました。
ただ、この「訪れたことのない」というのはバイクで、ということで、学生時代にスキーで訪れた上越国際や苗場など自身としては非常に懐かしく・・・(^O^)
そして、以前から訪れてみたいと思っていた谷川連峰へ、バイクで行けるところまで近づいてみようと、北から、南から迫ってみました。
南からの最終ポイントにある「谷川岳山岳資料館」では印象深い展示を楽しみました。
それでは参ります~♪
Map
(関越道・所沢IC~)
Ⓐ関越道・塩沢石内IC
Ⓑ道の駅 南魚沼
Ⓒ上越国際スキー場
~三国街道 塩沢宿 牧之通り~
Ⓓ八箇峠見晴台
~南魚沼スカイライン~
Ⓔ毛渡沢水力発電所付近の橋
Ⓕ道の駅 みつまた
~R17~
Ⓖ二居ダム
~R17~
Ⓗ苗場プリンスホテル
~R17~r270~R291~
Ⓘ谷川岳山岳資料館
Ⓙ道の駅 中山盆地
~r36~
(関越道・渋川伊香保IC~所沢IC)
新潟・塩沢石打へ
埼玉自宅を朝6時に出発。

真夏の「涼」を求めるツーリングとしては遅い出発となってしまいました^^;
赤城高原SAにて
いつもの最寄りの関越道・所沢ICから高速に乗り北上、赤城高原SAで最初の休憩です。
駐輪スペースには僕1人。。。

今回は先日装着したばかりのGIVI パニアケースの使い勝手を試すツーリングでもあります。

上蓋の仕立てが想定以上に重宝しそうです。
缶コーヒーを買って、SA内の公園スペースでひと休み。

関越道の渋川伊香保ICを超えて、赤城山の西側の麓を登って行く辺りから涼しくなっていく印象ですが、まだ朝7時台ながら、この赤城高原SAで休む場所は日陰を選択せざるを得ないほど気温はどんどん上昇。。。
駐輪スペースに戻ると2台のバイクが停まってました。

涼しい関越トンネルを抜け、塩沢石打ICで高速を降ります。

R17に入り、「道の駅 南魚沼」で再び休憩。

バイク後方には濃くなった緑の夏山が横たわってます。

ホテルグリーンプラザ上越
R17をさらに北上し左折、本日最初の目的地、そして自身にとって懐かしい場所、上越国際スキー場に到着。
その中核ホテル、ホテルグリーンプラザ上越をバックにパチリ。

夏に訪れるのは初めてで、新鮮な感じ。。。
ヨーロピアンなホテルをバックに緑の芝生が眩しいです〜(^O^)
エントランスの前には何かのキャラクター?

反対側には上越国際スキー場のゲレンデが広がってます。

バイクで訪れる夏のスキー場もいいものです(^O^)
スキー場を出発、道路から放水されている越後らしい街の風景を抜け、

三国街道 塩沢宿へ。

この昔ながらの落ち着いた佇まいの通りは冬の方が雪国の街らしくていいんだろうな〜
その先でこちらも新潟・越後らしい赤茶けた道を走って行きます。

この赤い道となる原因は流し続ける地下水に含まれる鉄分のせいですね。
さらにこの辺りの代表的風景の緑の田園風景を走り、

スイレンで埋め尽くされた上の原公園・お松の池を抜け、

r560、通称「ほくほく街道」に入ると、こちらも雪国らしい風景の長いスノーシェッドが姿を現します。

このインダストリアル感に溢れたスノーシェッド風景、結構好きです(^O^)
魚沼スカイラインを走る
その先で「魚沼スカイライン」の表示。
3年ぶりに訪れて、懐かしさが溢れます。。。

こちらは「八箇峠入口」、そのモニュメントとパチリ。

今回はスカイラインを東から入り、西へ走り抜ける道程。
早速、入っていきますよ〜
先ずはうねうねと坂を登り、標高を上げて行きます。

八箇峠見晴台
ほどなく最初の見晴台、八箇峠見晴台に到着。

こちらでは南魚沼の眺望は開けている、とはいかないですね。

もう少し高い目線になればこんな感じで見えるんですね。。。(^^;;

この見晴台はヘアピンカーブの外側に位置し、その内側にひっそりと立つお地蔵さまと。。。

走ってよし、眺めもよし〜、の魚沼スカイライン
峠を出た後、南魚沼側の左手が時折開けると素晴らしい眺望が眺められます。
先ずは「六日町展望台」にて。

この南魚沼の田園の眺望がこのスカイラインの醍醐味ですね。
その先の特に名称は無い場所でも、魚沼スカイラインらしい眺望が眺められます。

僕的には広く南魚沼の田園風景の眺望が開ける↑のポイントが魚沼スカイラインNo.1です(^o^)
そして、このスカイラインは道幅が広く走りやすいのも、何度も訪れたくなるポイント。

あとは随所にあるジェットコースターのような坂の登り降りも走っていて楽しい〜!

そして、引き続き左手の眼下に広がる田園風景。。。

その先の左手の丘上にある「護国観音苑 展望台」へ。
こちらは第二次世界大戦で亡くなった人達を祀る施設のある場所。
これまでの展望台とは異なる厳かな雰囲気があります。

このスカイラインは結構2車線エリアも多く、ばいーんと走って行きます〜(^O^)

↑はr82と交差する栃窪峠。
相変わらず、左手の眺望が抜ける場所では記念撮影を欠かさず。。。(^◇^;)

その先の右手の丘上にある「十日町展望台」はスルー、さらに走り、先ほど寄った上越国際スキー場の中部にあるパノラマゲレンデのリフトと。

魚沼展望台
さらに走り、「魚沼展望台」に到着。

ここはバイクを降りて散策しようと思うものの、気温は上昇していたため、太陽に晒した場所に停めたくないな〜、とわずかな日陰を探して停めます。

言い忘れましたが、風を取り込むメッシュジャケットを着ていることもあり、走っている時は心地良かったですよ。
先ほどの階段を上り、展望台のモニュメントへ。

標高920mか。。。スキー場が沢山ある新潟の標高は案外高くないんだなと。
それを考えると、春に訪れた志賀草津道路にある日本国道最高地点の2,172mがめちゃくちゃ高く感じますね(^◇^;)
夏の「涼」を求めるのは、やはり志賀草津道路かビーナスラインになっちゃうのかな???
でも横たわる緑の山々や田園は視覚的に涼しく感じられる風景だと思います。
◇
引き続き、夏の新潟ツーリングを楽しんでいきます。
見える山の稜線が刻まれた石碑をパチリ。

この展望台は身を乗り出さないと眺望は見えにくいです。。。(^_^;)

展望台を出発、以前走った時に覚えている印象的な一本杉とパチリ。

緑の山と田んぼをバックに立つ緑の一本杉。。。
夏らしい風景だなぁと(^O^)
ほどなくスカイラインの西側「十二峠入口」へ。

緑の風景が広がり、夏に走っても涼しく、スカイラインの走りを楽しめることを再確認出来た18キロの道程の魚沼スカイラインでした。
谷川連峰へ北から
魚沼スカイラインを出た後、R353〜R17と走り、r268に入ります。

湯沢市街を横目に南下、r541となり、魚野川を渡り、土樽方面へ。


標識が示すように関越トンネルの北側入口脇にある土樽PA付近まで行けるようです。
ストレート主体の道を走り、とある場所へ来ました。

右手には関越道とその奥にJR上越線の高架が。

↑はUターンして撮ってます。
走って来たこのr541をさらに進むと行き止まりのようなので、この風景に満足して、来た道を戻ります。
今回の旅のタイトルにある谷川連峰を貫いたのはJR上越線と上越新幹線、そして関越道の3つで一般道は優先順位から外れたということでしょうか。。。
ちなみにR17は地図上では谷川連峰の西側を貫いています。
今回、スキー場に加えて、谷川連峰を組み込んだのは、国内屈指、いや世界一の遭難者が出ている超難関の谷川岳の威容を眺めてみたいと思ったからです。
もちろん、登山ではなく、バイクで、しかも遠くから。。。(^◇^;)
北からは諦め、今回の旅の終盤に南から行けるところまで行ってみようと思います。
「道の駅 みつまた」にて
来た道を戻る途中で先ほど渡った橋上にて。

この湯沢エリアに点在するリゾートホテルが写ってますが、管理費などを考えると、運営も大変なのではないかと。。。
夏休みということもあり、キャンプ施設には家族連れで賑わっていました。

R17を苗場方面へ左折。

スキー場が連なる山間部を走る国道なだけあって、勾配のある登坂車線のエリアが続きます。

この勾配感を伝えようと、坂上で踏ん張って停まりながらパチリ(^^;;

少しR17を逸れて側道へ、夏の日本を代表するような夏山と清流の風景を眺めながらのんびりと〜(^O^)

時間もお昼時になっていたので、近くの「道の駅 みつまた」でランチをとることに。
新潟の山間部とはいえ、お昼の気温は上昇し、30度前半に。。。なんとか日陰を探して、バイクを停めます。

この気温の中、太陽に晒してバイクを停めたら危険なことになりそうなので。。。
和風な外観の道の駅の建物に入ります。

お食事処で醤油ラーメンを注文、空調の効いた屋内でしたが、やはり汗はかいてしまいました(^◇^;)

食後に日陰となった屋外に出て、お決まりのソフトクリームタイム〜(^O^)


コーンからはみ出るまで、盛って頂きましたm(_ _)m
ソフトを頬張りながら眺めていた道の駅の風景はこんな感じ。

落ち着いた雰囲気の道の駅でした。
二居ダム
R17を南下していくと、懐かしいスキー場の風景が少しずつ姿を見せ始めます。
先ずはかぐらみつまたスキー場へのゲートウェイ、みつまたロープウェイ。

このR17を94キロほど走れば高崎なのかと思うと、この辺りはもっと山奥のイメージだったので、案外近いなと。。。

平日ということもあり、2車線の片側1車線の結構長い距離を工事中、という場所が結構あって、この炎天下で数分ほど停まらなくてはならなかったのは、辛かったです。。。( i _ i )

二居トンネルを超えてすぐ右折、しばらく走っていくと、山深いエリアのトンネル名のイメージとは程遠いネーミングのトンネルにて(^O^)

トンネルを抜けると左手に巨大な洪水吐が出現!

その先でこの洪水吐を要するダムが姿を現します。

発電所の奥にそびえるロックフィルダム。。。
目指す「二居ダム」です。
ここは初めて訪れますが、ダム上に行けそうだったので、道なりに進み、ダムの石碑とパチリ。

残念ながらダム上は進入禁止でした。。。

ダム上流には最近の水不足とは関係なさそうな貯水量に見えるダム湖が、

下流側には先ほど眺めた発電所が見下ろせました。

今は青空の下、緑の夏山に囲まれた夏風景が広がってますが、冬に来たら冬の山深い風景なんだろうな〜と。
秘境感満載の二居ダムでした。
懐かしの苗場プリンスホテル
再びR17に戻り南下、ほどなく右折して目指す場所に到着。

苗場プリンスホテルです!
30年以上も前の学生の頃、よくお世話になったスキー場とホテル。。。
こんなオジさんになった後、バイクで訪れることになるとは、ほんと感慨深いものがあります( i _ i )
あらためて全景を見るとデカい〜
少しアングルをずらして撮ってみると、、、

ホテル奥のスキー場もこうして見ると、結構な急斜面。
若い頃はあまり気にせず突っ込んで滑ったものです(⌒-⌒; )
この風景の眺めで満足し出発します。
そして、ホテルすぐ近くに記憶に引っ掛かるコンクリート打ちっぱなしの建物を発見~

かのJ TRIP BARです!
その昔はこんなスキー場近くのクラブの経営が成り立っていたというバブルの象徴的存在。
いい時代だったなあ、と。。。
ネットで調べてみたら、営業を停止して久しいとのこと( ; ; )
懐かしさに浸りながら、苗場を後にしました。
R17からR291へ
苗場を出発、夏らしい緑の並木が続くR17を気持ちよく流していきます。

新潟から群馬に入ると、↑のような走りやすいストレートからカーブが連続するエリアを抜け、

赤谷湖付近で r270を左折。

この道は「奥利根ゆけむり街道」とも呼ばれ、2車線の走りやすいワインディング。
途中、鮮やかな赤い鉄橋を渡り、

あとこの道は日光から上田市にかけて広範囲をカバーする「日本ロマンチック街道」の一部です。

R291に入ってファミマでひと休み。

走っている時はメッシュジャケットに風が通り、案外心地良いのですが、ひとたび停まると暑い暑い。。。
軒先には雛が巣立ったあとの燕の巣が。

谷川連峰を南から~R291の最北地へ
ここからは谷川連峰を目指し、北上開始。

秘境駅「JR上越線・湯檜曽駅」
途中のJR上越線・湯檜曽駅にて。

なぜ、このさりげない外観の駅で記念撮影したかというと、非常に特殊な駅なのです。
先ずは急勾配の地形に位置する駅ということ。
↓のGoogleMapでその様子がわかると思います。

なんと鉄道がループになっている!
そして、上りホームは地上にありながら、下りのホームは地下の奥深くにあるということ。
今回のツーリングでは地下ホームには訪れていませんが、薄暗く不気味な光景が広がっているとのことです。
湯檜曽駅の詳しい情報はこちら↓

引き続き、R291を北上、上越線の高架が間近に迫るポイントでパチリ。

そして先ほどのR17に続き、R291でも工事中区間が続きます。


特に↑はスノーシェッドの中の、かつ急勾配の場所(⌒-⌒; )

ここでもリアブレーキを踏ん張りながら撮りました(^◇^;)
そして、これより以北は車両通行止めとなる谷川岳ロープウェイ・土合口駅に到着〜

この撮影をしていたら、ロープウェイが通過していきました〜(*^◯^*)

そして、ロープウェイが登る先には秘境感満載の谷川岳方面の風景が。。。

正確には谷川岳を望む天神平スキー場があるんですけどね(^O^)
考えてみたら、今日も行きに眺めた、関越道下りの関越トンネル手前から眺める前方の風景が谷川岳の威容が一番表されているかもしれません。。。
谷川岳山岳資料館
ふと↑の撮影場所の敷地内に「谷川岳山岳資料館」が立っており、見学してみようと。

バイクを停めようとしていると通行禁止のポイントにいたおじさんが近づいて来て「ここはバイク進入禁止なんだよ」と。
「えっ!そうなんですか。すみません。。。バイクを停める場所はどこにありますか?」と尋ねると、
「ここから数百m下った場所にあります」
「そうなんですか。。。見学しようと思っていたのですが。。。」
「そうしたら、建物の影に停めておいてください。本来、駐輪禁止なので。」
「ありがとうございます!」
というやり取りを経て、見学開始(^◇^;)

実は山岳小説が好きな僕、少しワクワクしながら館内へ。
受付におばさんがおり、「見学していいですか?」と聞くと、「どうぞどうぞ、ごゆっくり〜」。
「写真を撮ってもいいですか?」「全然構いませんよ」とのこと。
こじんまりな館内に所狭しと実際に使用された登山関連品が並んでました。

ピッケルやら、

クライミングロープやら、、

アイゼンやら、、、

この圧倒的なリアリティさにちょっと感動。。。
ちなみに↓の写真は実際に垂直の岸壁に設置したテントだそうで、谷川岳で最も有名な「一ノ倉沢」でのひとコマ。

これ以外にもこの一ノ倉沢に挑戦するクライマーたちの写真が飾られていました。

この写真だけでビビってます。。。(⌒-⌒; )
2階もあり、北極での冒険関連コーナーや、

エベレストなどの登山シーンの写真が展示されていました。

登山や冒険に挑戦する人たちの写真を見て、全然内容がちっちゃくなりますが、僕もツーリングを頑張ろうと思いました(^O^)
と同時に、最近YouTubeでよく見る高嶺スミレさんの山岳遭難動画などで謳われている遭難の危険さなどもリアリティさを持って再認識しました。
そして、この資料館を訪れたことで、谷川岳の威容を少しだけ理解できたような。。。
資料館の情報はこちら↓

帰路へ
資料館を出発、ここからは帰路へ。。。
工事中ポイントが点在するR291を戻り、

途中、側道に入り、JR上越線・水上駅に寄って記念撮影。

駅手前には蒸気機関車D51が飾られた広場がありました。

この後、最寄りの水上ICから高速には乗らず、しばらく下道を走りながら南下することに。

引き続き、R291をのんびりと〜♪

月夜野ICもパスし、 r36に入りました。

「道の駅 中山盆地」で最後の休憩です。

営業クローズ直前の16:30過ぎに寄れたので、ギリセーフで農産物などを購入。
せっかくパニアケース装着での初ツーリングなので〜(^O^)
道の駅を出たあと、引き継ぎ r36を走り、渋川伊香保ICから関越道に入り、帰路に着きました。
◇
今回、上越国際や苗場を訪れてみて、夏のスキー場も悪くない、と思いました。
同じ場所でも季節によって全く異なる印象を味わえる真骨頂の旅となるはず。
しかも、関東圏のたいていの「おじさん」なら若いころはスキーでよく訪れたはずなので、感慨深い気持ちになれること請け合います!(^O^)
そして、少しでも山岳ものに関心があるなら、谷川岳山岳資料館で日本屈指の難関の山・谷川岳の歴史に触れるのもいいと思いました。
◇
バイクツーリング is fun!
引き続き、猛暑が続く夏が続きますが、「涼」を求めて、引き続き夏ツーリングを計画中のchizuo_riderでした。
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