2025年8月5日(火)、長野から岐阜をR158〜R361を大きく使いながら、鈴菌の聖地「鈴蘭高原」を目指すツーリングにGSX-S1000GTと出かけて来ました。
5年ほど前に乗り換え前のバイク、CBR650Rで訪れた時は「鈴蘭高原」と書かれた石碑を「鈴菌高原」と意図的に読み違え、鈴菌の聖地になっていることは全く知らず。。。(^◇^;)
埼玉から日帰りで鈴蘭高原を目指すのは、かなりの遠距離になるな〜と思いつつ、この場所だけ訪れるのは勿体無い!ということで、GoogleMapと睨めっこ。
ちょっと寄り道して、こちらは全バイカーの聖地、北アルプス大橋にも寄りつつ、帰り道では名峰・御嶽山を仰ぎ見るルートを考案しました。
途中、GoogleMap通りに進んでいったらかなりの悪路に導入されたり、といろいろありましたが、無事全758キロの道程を走破。

これだけの距離を走れる真夏の季節に感謝しつつ、猛暑の気候に翻弄されつつ、GoogleMapのルート選定で間違えつつ。。。(^◇^;)
それでは埼玉から日帰りで岐阜県高山市の鈴蘭高原展望台を目指したバイク旅、始めます〜
Map
(関越道・所沢IC~圏央道~中央道~)
Ⓐ長野自動車道・松本IC
~R158~R471~r475~
Ⓑ奥飛騨温泉郷観光案内所
Ⓒ北アルプス大橋
Ⓓ道の駅 奥飛騨温泉郷 上宝
~R471~R158~R361~
Ⓔ道の駅 ひだ朝日村
~R361~r435~
Ⓕ鈴蘭高原展望台
~r441/飛騨御岳はなもも街道~
Ⓖ※道を間違えUターン ※実際の状況はブログ本文にて
~r441~
Ⓗ大平御嶽展望台
~r441~R361~R19~
Ⓘ道の駅 日義木曽駒高原
~R361~
Ⓙ中央道・伊那IC
(中央道~圏央道~関越道・所沢IC)
中央道で松本ICへ
朝5時に起床、埼玉自宅を朝6時に出発です。

最近、50代後半となった歳のせいか、眠りが浅くなっており、朝5時前には起きれなくなってます。。。(^◇^;)
真夏のこの時期、いつもの埼玉自宅近くの朝空を眺めると、当然のようにとっくに陽は高く昇ってる時間。
いつもの最寄りの所沢ICから高速に乗り、関越道〜圏央道〜中央道と走っていきます。
途中、談合坂SA、諏訪湖SAと休憩。


共に平日ながら駐輪スペースはそれなりにバイカーで賑わっていました。
埼玉自宅から200キロほど走り、松本ICで高速を降りて、早速の給油。

ハイオク満タンにしておけば、下道で300キロ弱は走れるのでひと安心。
先ずはR158で上高地方面を目指します。

全バイカーの聖地「北アルプス大橋」へ
意気揚々と出発するも、R158は一本道のため、遅い車の後に着くと、延々とその影響を受ける道でもあります。
案の定、そのパターンに陥ってしまい、大型トラックと観光バスの後を走り、その平均スピードは40キロに届かず。。。( i _ i )
我慢走行が続きつつ、とある工事中ポイントでようやくこれらの車をパスすることが出来ました。


r24と分岐する上高地エリアを過ぎ、いつもの旧道の安房峠に向かわず、そのまま直進。

この後、有料の安房トンネルを抜けて、一気に平湯ICまで来ました。

先ほど書いたようにこれまではほぼ旧道を走ることが多かったので、物足りなさを感じつつも、あらためて、あっという間のショートカットだなぁと。
R471に入り、北アルプス方面へ走っていくと、ワイルドな山々の風景が姿を現し始めます。

栃尾交差点を右折、 r475に入ってすぐにあるお馴染みの酒のスーパー「ゴリラ」さんでパチリ。

なぜかいつも記念撮影してしまう。。。(^O^)
後方を振り返り、先ほど渡った宝橋もパチリ。

なんか雲行きが怪しい感じですが、この後大丈夫かな。。。
お日様が出ていないのは悪いことばかりでなく、気温が30度以下に抑えられるのはありがたいのですが(^^;;

と、道路脇の気温計を撮影していたら、ばいーんと隼2台が駆け抜けていきました。
実は今回は北アルプス大橋へ直行するのではなく、その前に、もとい、その奥で、寄りたい場所があります。
引き続き、点在する工事中ポイントを抜け、

その場所に到着〜(^O^)

位置的には北アルプス大橋よりも奥の、新穂高ロープウェイの手前にある小さな橋。
北アルプス大橋よりも北アルプスに迫った風景が撮れるかな〜、と期待して来てみたら、雲隠れされてしまいました。
残念。。。(T . T)
アングル変えても結果は同じでした〜(⌒-⌒; )

気を取り直して出発、すぐ近くの奥飛騨温泉郷観光案内所にて。

夏の季節ということもあり、登山客で賑わっていました。
そして、お馴染みの北アルプス大橋へ。
先ずは好きなアングルのセンタリングショットから。

さっきよりも雲が増えてる〜(T . T)
と言いつつ、せっかく来たので違う方位での撮影開始。
①大橋の東側〜

②大橋の西側〜〜

③最後にGSX-S1000GTをバックから〜〜〜

天気はイマイチでしたが、久々の大橋と夏の鮮やかな緑の山々の風景に満足して、大橋を後にしました。
道の駅 奥飛騨温泉郷 上宝
r475を戻り、栃尾交差点を直進してすぐの「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」でランチをとることに。
特に駐輪スペースはなく、駐車スペースにバイクを停めます。

ランチの前に渇いた喉を潤すために好きな炭酸ジュースをゴクリ。

この地ならではの「飛騨高山サイダー」はマイルドな甘さのある炭酸ジュースでした。
この道の駅には2つのお食事処があり、どっちでもいいか〜、と思い、「お食事処たぬき」を選択、飛騨牛牛丼を注文。

金額は確か1,200円ということもあり、飛騨牛どぉーんを期待していたら、薄く切られた牛肉とどちらかといえば玉ねぎの方が多い、具スカスカの牛丼でした。。。
こういう観光エリアでの道の駅なら、ケチらず1,500円でもいいので、飛騨牛どぉーん、の方がいいと思うんですけどね(⌒-⌒; )
お店側からしたら、少しでも安く、を重要視した結果、こうなるのかな?
でもこの次にこの道の駅を訪れたら、もう一つのお食事処「いちすけ」さんにしようっと、になってしまいます。
と言いつつ、お腹は満たされて、道の駅を出発しました。

R158からR361へ
走って来たr471を戻り、R158をしばらく西へ走り、高山市街近くまで来ました。

R158を走っている間、三重ナンバーの3台のマスツー集団のすぐ後ろをずっと走ってました。
高山市街の手前で左折、R158を逸れショートカットしたら、のどかな田園風景に。

ほどなくR361に出ます。

しばらく走っていると、気になる標識を発見!

何かを期待してしまうネーミングです(^◇^;)
この辺りのR361はロードコンディションも良く、道幅も広い走りやすい国道でした。
T字となり左折、杉の木が整然と立ち並ぶ神社がありパチリ。

その先で左手に見えて来た「道の駅 ひだ朝日村」でひと休み。

この季節は1時間に1回は休みを取って水分補給などをした方がいいかなと。
水筒の水で喉を潤した後、缶コーヒーを飲みながら休憩タイム。
ただ、冷房が効いているのは農産物直売所のみで、日陰のベンチでじんわり汗をかきながら飲んでました(-。-;
道の駅の一角に立っていた櫓を見ながら、のどかだなぁと。

鈴菌感染者の聖地「鈴蘭高原」へ
道の駅を出発、引き続き走りやすいR361を東へ。

その先の r435を右折します。

右折した後すぐの秋神川に架かる鉄橋にて。

橋横にあった絵柄は雪山を意味するのかな?

しばらく走ると「鈴蘭高原」方面へ右折。

しばらく木々に囲まれた道を走り、

鈴蘭高原の象徴的ポイント、「鈴蘭高原展望台」に到着〜
そして、鈴菌感染者の聖地と呼ばれる理由となる象徴的な石碑と記念撮影です(^O^)

石碑に書かれた文字を見ると本来の「鈴蘭」ではなく、「鈴菌」のような。。。(*^◯^*)
いや、「鈴菌」にしか見えない!
以前にCBRで訪れた時はそうは思わなかったんですけどね(^◇^;)
ということはすでに「鈴菌感染者」なのか?
埼玉から遥々訪れて、気分も盛り上がり、撮影大会開始〜!
バイクに跨ってみたり、

石碑をたててみたり、、

もっと大袈裟に石碑をたててみたり、、、

誰もいないこの展望台で1人はしゃいでしまいましたm(_ _)m
ふと、冷静になって、そういえばこの展望台からは御嶽山の威容が眺められるんだったことを思い出し、眺めてみると。。。

完全に雲隠れの術が発動されてました。。。(T . T)
埼玉自宅からここまで380キロ、遥々訪れましたが、鈴菌感染者になり切れた?ので、訪れた甲斐はあったかな(^O^)
r441/飛騨御岳はなもも街道 を走る
展望台を出発、引き続き、 r441、通称「飛騨御嶽はなもも海道」を走っていきます。

道脇の気温計は28度ということで、走っている時は涼しいくらい。

謎のGoogleMapのルート誘導
そのままGoogleMapの示すルートを疑うことなく走り、 r441から逸れて左側の側道に誘導されます。

あれ?ほんとこの道でいいのか?
とと思いつつ、まぁいいか、気にせず進んで行くと、道は狭小悪路に。。。
すでに巨体のGSX-S1000GTではUターンもままならない山道になってました。
さて、どうするか?
ここでいわゆる「正常性バイアス」が働いてしまったようで、なんとかなるだろう、と直進していくと。。

なんと〜!通行止め〜!

ちなみに「正常性バイアス」とは『予期せぬ事態や危機的状況に遭遇した際に、「大したことではない」「自分は大丈夫だ」と思い込んでしまう心理現象のこと by AI』
後の後悔先に立たず。。。と後悔してもしょうがない、ということで、バイクに乗ったままのUターンは危険と思い、バイクを降りて、エンジンを切って、細かく何回も切り返して方向転換。
先ほどの左に入ったポイントまで来て、スマホのGoogleMapと睨めっこ。
あらためてGoogleMapを100%信じてはいけない、という教訓を再認識します。
正しかったのは先程の展望台を出てすぐ左折するルートでした。
この間に先ほどの山道でギリすれ違った軽トラがバイク横で停まり、「あの林道にこんなバイクを見かけたので驚いたよ、どこに行こうとしてるの?」と運転していたおじいちゃんに声をかけられました。
「開田高原方面へ抜けようと思っていたのですが、完全に間違えました(~_~;) 道は確認できたので大丈夫です」
「そうか〜、気をつけてな」
この道間違いのロスは40分ほど。
それにしても、正しいルートは通行止めでもないし、誘導されたルートは近道でもないし、、、なぜGoogleMapは間違えたのだろう。。。
ここでその原因を究明する余裕はなく、暗くなる前に高速に乗らないと、ということで、来た道を戻り、先ほどスルーしてしまった正しいr441へ進むポイントへ。

ここからはしばらく視界の開けない1.5車線のうねうね山道に。

しばらく、というか、正しくは、延々と、ですかね(^◇^;)
雄大な風景の「溶岩流展望台」
ここからは視界が抜ければ、方向によっては名峰・御嶽山の眺望が期待出来ることも。
視界が開け始め、以前も訪れた「溶岩流展望台」に到着。

このポイントは上方よりも、眼下のワイルドな地形に目が向いてしまいます。
この眺望を眺めるとかなり山深いところを走っている実感が湧いて来ます。

遙か眼下に広がる濃い緑の木々に囲まれた濃密な山肌の風景にしばし感嘆タイム。
そして、この風景の大きさにも。。。

「溶岩流」がどこなのか、いまだにわかってませんが。。。(^◇^;)
ここまでしばらく続いたブラインドコーナーも点在するうねうね山道の平均速度は30キロ台だったこともあり、エンジン熱も上昇。。。

100度を超えると自動的にファンが回転し、温度を下げていく、という連続でした(^◇^;)
「大平御嶽展望台」
その先の「溶岩流展望台」にて。

この展望台の売りは御嶽山の風景が眺められるということ。

ですが、相変わらず御嶽山は雲の中でした( ; ; )

その先の分岐点でも濁河温泉方面のr441を引き続き走っていきます。


しばらく走っていくと、少しずつ道のコンディションが良くなって来ました。

T字交差点を左折、 r435に入り、ここからは2車線がメインとなり、一段とコンディションが良くなっていきます。

GoogleMapによれば、この r435は「飛騨御岳しだれ桜海道」と呼ぶそうです。
ここまでは延々と細かいうねうねが続く山道を走って来たので、ちょっと休みたいなと思い、↓の石碑でバイクを停めます。

石垣の上に座り、水筒の冷水をごくごくと。
ここでようやく御嶽山がちょっとだけ姿を見せてくれました〜(^O^)

この夕刻の時間帯になって、ようやく青空の空模様に。

その先で r463、こちらは「飛騨御岳しらかば街道」に入り、R361までのラストスパートです。

R361/飛騨街道西野通り を走る
R361に入り長峰峠で岐阜から長野に戻って来ます。
この辺りからは爽快2車線の様相に〜(^O^)

さらに気持ちよく山あいの田園風景を抜け、

九蔵峠にて
その先で御嶽山ビューで有名な「九蔵峠」に来ました。
先ほど御嶽山が顔を出してくれていたので、ちょっと期待して御嶽山方面を見やると。。。

さっきよりも雲が増えとる〜!
ちょっとがっかりしながら撮影してる僕がミラーに写ってます(^◇^;)

開田高原の白樺エリアを抜けると、

陽もだいぶ落ちてきました。

↑はちょうど暗くなってしまうアングルでの撮影てすが、山の多いエリアの夕方あるあるです(^^;;
しばらく走り、R19との重複区間となる木曽大橋交差点まで来ました。

R19に入ってすぐの『道の駅 日義木曽駒高原』で下道最後の休憩。

時刻は17時半をまわり、クローズしてましたが、敷地内のミストは稼働しており、その近くでひと休みしました。

先ほどR361に入る前、ボルダーロードの石碑でちょっとだけ休みましたが、あの鈴菌の聖地からここまでほぼ100キロの山道を走りっぱなし。。。
ルート選定の失敗もありましたが、心地良い疲れという感じかな。
平日夕刻の空き空きの道の駅の駐車スペースに停まっているGSX-S1000GTを眺めながら、夏の充実したツーリングが出来ていることと相棒に感謝です(^O^)

さてと、帰りますか〜、と再び相棒に跨り出発。
R361で勘兵衛トンネルを抜け、

中央道・伊那IC方面へ下る坂道で彼方に連なる南アルプスをパチリ〜

伊那IC直前で帰路の高速長旅に備え、最後の給油。

高速に乗って、高速での帰路へ。
行きと同じく、諏訪湖SA〜談合坂SAに寄りながら、諏訪湖SAでは夕食を取って、トコトコと200キロを走って帰宅しました。


◇
今回の旅はGSX-S1000GT乗り換え前のCBR650Rで走ったルートの組み合わせですが、鈴菌聖地をGSX-S1000GTで走ったこともあり、新鮮な気持ちでrunできました。
今までは同じルートを違う季節で、とか、逆に走る、などで少しでも新鮮感を出そうとしてきましたが、「違うバイクで」というのもかなり新鮮な気持ちを味わえることを再認識。
そして、今回の真夏走行でGSX-S1000GTの排熱の高さにも慣れたような気がします。。。^^;
今年の5月に鳥取の鈴菌、いや隼乗りの聖地「若桜鉄道・隼駅」に次いで訪れた今回の「鈴蘭高原」への日帰りツーリングは前後の北アルプスと御嶽山を仰ぎ見るルートを合わせて、充実のバイク旅となりました。
正確には北アルプスと御嶽山は姿を見せてくれませんでしたが、その雰囲気を体感することが重要なのです。
決して、やせ我慢ではなく。。。^^;
◇
バイクツーリング is fun!
引き続き、日本全国の鈴菌聖地を求めて、走り続けるchizuo_riderなのでした。
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