2025/7/27 今回はNC750Xのパニアケース装着ストーリーを綴ってみたいと思います。
わざわざ「ストーリー」としたのは装着までの道のりは案外平坦ではなかったからです。。。
ちなみに現在保有しているNC750Xのある意味、特殊な状況におけるお話なので、通常のNC750Xにおける装着はそんなに問題ではないはずです(^◇^;)
パニアケースのキャリアステーにおけるワンオフ(特注)の一例として読んで頂ければ。
まず、今の現状からお話しします。
NC750Xのリアシート周りの現状とその理由
2年前にNC750Xを増車した時はシートバッグを載せるためだけのリアキャリア(デイトナ製)を装着したのみでした。

その理由は2つ。
理由①:
そもそもNC750Xの給油口はリアシートの下にあるので、リアシートバッグを利用するためには必要だった。
※その代わりに通常のバイクのタンク箇所にはラゲッジボックスがあります。

※ホンダ公式HPより(最新のNC750Xでの写真です)
理由②:
保有しているヘンリービギンズシートバッグの使い勝手がよく、S、M、L、LLの全サイズを保有しており、当面はこのシートバッグたちを利用したかった。

※↑の写真のヘンリービギンズシートバッグのLLサイズ。1週間程度のロンツーに使えます。
そして、もう一台保有しているGSX-S1000GTと同様にパニアケースを装着し、NC750Xでも「より遠くへ」を実現するために、パニアケース装着を検討することにしました。

※↑の写真はGSX-S1000GTで純正パニアケースとヘンリービギンズシートバッグLLを装着した時のもの。
パニアケース装着の課題
上記のような状況のNC750Xにパニアケースを取り付けるには以下の課題がありました。
課題①:
ホンダ純正やGIVIなどのパニアケースを装着するには今のリアキャリアを外して、新たに専用のキャリアステーを取り付ける必要があった。

※↑の写真は一例(デイトナHPより)
課題②:
課題①の工賃を含めた費用 + パニアケース本体 の合計費用が20万ほどになる。。。by ホンダドリーム
費用も高いのですが、それ以上に今のリアキャリアを活かせないのは勿体無いなあと。
ということで、今のリアキャリアを活かしつつ、費用を抑えられて、かつデザイン的にもNC750Xに合うパニアケースを装着する方法を検討した結果、
→ワンオフでやって頂けるお店を探した
→中古含めて広くパニアケースを探した
で、行き着いたのが、
①お店:
杉並にあるワンオフキャリア製作会社「MOTOKO」さんに依頼
②デザインもシンプルで良く、使い勝手の良いGIVI E22Nを選択、かつ程度の良い中古品をwebikeで見つけ購入
でした。
ワンオフキャリア製作会社「MOTOKO」さん
実は当初からワンオフを検討していたわけでなく、Googleで「GIVI サイドケース 取付」で検索したら、上位ページに「GIVI | モトコ パニアケースのことならお任せ下さい」と出てきたのです。
クリックしてみると、こんなページが!

※MOTOKOさんHPより
これは一度電話してみるか。。。と思い、早速電話、歯切れの良いおじさん?おじいちゃん?が出てくれて、今の現状を話すと、質問の的確さなど、「これはパニアケースのプロだな」と実感。
そして「実際に現物を見てみないとわからないけど、ウチのワンオフ対応でおそらく8万で抑えられると思いますよ」と。
電話のやり取りですでに信頼感があり、「今週末に持っていくので、一度見てもらえますか?」と言うと、「承知しました。お待ちしています。」
そして、その週末。
杉並区の住宅地にあるMOTOKOさんに行ってみると、店の奥で作業をしていたおじいちゃん=本橋さん(多分、社長さんです)が出て来ました。
「電話していた〇〇です」と名乗ると、「はいはい、お待ちしていましたよ」。
店内はGIVIとHEPCO & BECKER の実際のケースの展示も多数あり、商品を見ながら相談できると言うのが良かったです。

※MOTOKOさんHPより
事前に検討していてデザイン的にいいなと思っていたのはGIVIのV37NとE22Nでしたが、その両方が展示されており、上部が蓋のようになっていて使い勝手が良さそうで、かつサイズ的にもちょうどよいと思われたE22Nに関心が湧きました。

余談ですが、↑はケース後方に赤い反射板が取り付けられているバージョンで赤のNC750Xに合うな〜、と。
この赤いバージョンは新品では今は出回っておらず、反射板のないものがネットで売られており、MOTOKOさん店内にあったものも反射板のないものでした。
GIVI E22Nの詳しい情報はこちら↓(※GIVIよりデイトナHPのほうが日本向きだったため)
◇
E22Nがいいと思っていることを伝えると、すぐその専用ステーが出て来て、「これをこのNC750Xへ取付けて見ましょうか」「多分当社の通常ワンオフ範囲内の8万で出来ると思いますよ」
かつ
「ウチは以前はパニアケース販売もやっていましたが、今はネット通販に押され、ワンオフで稼いでいます(苦笑)」
「今もメーカーに取り寄せ出来ますが、お客さんの方でAmazonが何かで買った方が安く付くと思いますよ」と。
これにはかなり好感度アップ。
ということで早速スマホを開き、検索してみるとwebikeのガレージセール(中古販売)で上記のE22Nの赤バージョンで、かつ程度の良さそうなものが新規販売価格36,300円(税込)のところを20,000円で売っているではありませんか~!
本橋さんに「今、E22Nをネットで買うので、お願いします!」と伝え、ポチッと。
すると「届け先をウチにしてもらえれば、実際の取付も確認できるので、そのようにしてください」。
取付スケジュールを聞くと、「今日の土曜日にそのまま預けてもらえれば、来週の土曜にはお渡し出来ると思います」とのこと。
まさか、ワンオフを即決してネットでケースを即購入→お店に預ける、を想定していなかったので、ちょっと迷いましたが、「今日預けて行くので、お願いします!」
実際の支払いは取付後でいいということでしたが、それでは申し訳ないので、前金としていくらかお支払いしましょうか?と伝えると、いやいや取り付け後でいいですよ、とのこと。
ということで、NC750Xをお店に置いて行き、合わせてヘルメットと着て来たメッシュジャケットもお店に置かせて頂くことに。

そして、帰ろうとした矢先に「今すごく暑いので、途中まで車で送って行きますよ〜」と。。。(T . T)
実はMOTOKOさんは最寄りの駅「JR西荻窪駅」まで徒歩15分ほどの距離。
僕の埼玉の住所を伝えると、西武池袋線大泉学園駅からのバス便が最も効率よく帰れる、とのことで、大泉学園駅まで送ってもらうことに。。。m(__)m
・パニアケースのプロとしての経験値
・やり取りの丁寧さ
・前金は必要なし、車で送迎してくれる、などの親切さ
どれを取っても、素晴らしい接客でした〜(^O^)
◇
そして一週間後。
来店予約前に本橋さんから電話がかかって来て、「今日も暑いから最寄り駅まで迎えに行きますよ」と。
お言葉に甘えて、今度は西武新宿線上石神井駅まで迎えに来てもらいましたm(_ _)m
そして、店先にはキャリアステー取付済みのNC750Xが〜。


実際に取付を僕に経験させるべく、わざと外しておいて頂いたのです。
早速、店内にあったE22Nを取り付けてみました。

デザイン的にもサイズ的にもいい感じだ〜\(^o^)/
事前に現金でのお支払いをお願いされていたので、お金をお支払い。
結果的にパニアケースと合わせて、ホンダドリームで相談した時の半額程度の10万円で済みました。
MOTOKOさん、ありがとうございます〜m(_ _)m
※今回の僕のNC750Xでの事例は対応可能でしたが、ワンオフと言ってすべてのバイクに取り付けられるとは限りません。また、車で送迎頂いたこともあくまでご好意であり、常時のサービスではないことをご承知おきください。
MOTOKOさんの詳しい情報はこちら↓

◇
今回のブログはツーリング番外編として、パニアケース装着編を綴ってみました。
これで保有しているGSX-S1000GTに加え、NC750Xでもパニアケースが装着され、「より遠くに」を実現できるモードに。
前回、GSX-S1000GTで5月に出かけた中国地方一周のロンツーに続き、今度はNC750Xでのロンツーを画策中です。
これまでのNC750Xのスローガン「より自然の奥深く」に「より遠くに」が加わり、パワーアップ!
これからのロンツーに胸を躍らせるchizuoでありました。。。(*^◯^*)
コメント