2025年8月21日(木)、信州の中信、詳しくは長野県松本市東部の高ボッチ高原から鉢伏山、裏ビーナスと言われる美ヶ原高原を楽しむツーリングにNC750Xと出かけてきました。
前回は富士五湖の北エリアを縦横無尽に走る悪路な険道、林道を楽しんで?きたので、今回は爽やかな高原に向かう山道を楽しもう!ということで、今回のルートを計画。
旅の最後に松本市から上田市に抜けるR143を初めて走ったのですが、案外「酷道」でしたけどね(^◇^;)
そして、たまたまGoogleMapで見つけたパリダカールラリーで名を馳せた三好礼子さん夫妻が営む「ペレファ・カフェ」でのランチを楽しみにしていたのですが。。。( i _ i )
それでも数年ぶりに訪れた高バッチ高原と美ヶ原高原の風景を楽しみ、さらにR143横断でいつもの?山道を楽しむツーリングが出来たので、日帰りバイク旅としてはまとまったかなと。
それでは参ります〜
Map
(関越道・所沢IC~圏央道~中央道~)
Ⓐ中央道・岡谷IC
~R20~岡谷市道16号線~旧中山道~塩尻市道高ボッチ線~
Ⓑ高ボッチ高原
~鉢伏高原スカイライン~
Ⓒ鉢伏山駐車場
~鉢伏高原スカイライン~塩尻市道高ボッチ線~松本市道4157号線/アルプス展望しののめのみち~松本市道3123号線~
Ⓓ連岳橋駐車場(牛伏川フランス式階段工)
~松本市道3123号線~r63/アルプス展望しののめのみち~
Ⓔ旧開智学校
~松本市道1223号線~r284~林道美ヶ原線~r62/美ヶ原公園沖線~
Ⓕ美ヶ原自然保護センター
~r62/美ヶ原公園沖線~林道美ヶ原線~R143~
Ⓖペレファ・カフェ【 ✖ 臨時休業】
~r302~R403~
Ⓗ旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道
~r303~R403~
Ⓘ北アルプスパノラマ展望台
~R143~
Ⓙ道の駅あおき
(R143~R18~上信道・上田菅平IC~関越道・所沢IC)
高ボッチ高原
朝6時に埼玉自宅を出発、朝空は雲ひとつ無し!

ということで期待できそうですが、猛暑ということを忘れてました。。。
夏のツーリングは雨の降らない曇りがいいと思う今日この頃です。
今日のツーリングは避暑の意味合いもあるので、最近の夏ツーリングよりも心地よくなることを期待。
いつもの最寄りの関越道・所沢ICから圏央道〜中央道と走り、途中の談合坂SAと諏訪湖SAで休憩を挟みます。
先ずは談合坂SAの駐輪スペースにて。
出発しようとして戻って来ると、隣にNC700X with giviパニアが停まっているではありませんか~

出発準備をしていたら、そのバイカーが戻ってきて、同世代のおじさんということもあり、話しかけようとしたら、視線を一才合わせない「話しかけないでモード全開」な雰囲気だったので、結局話しかけずに終わりました(⌒-⌒; )
だったら隣に停めるなよ〜
気を取り直して出発、諏訪湖SAではいつものように談合坂と比べてぐっと減り、1台だけバイクが停まってました。

ふと駐輪スペース横の「恋人の聖地」モニュメント越しに諏訪湖を眺めつつ、今日のツーリングに期待~

この後、岡谷JCT付近での工事中で発生していた渋滞をやり過ごし、岡谷ICで高速を降り、R20から岡谷市道16号線に入ります。

ここでも前回に続き「クマ出没注意」の看板が。。。
日本全国の山間部でこの看板を見かけない山道はもはやないのではないか?とも思ってしまいますね(~_~;)
ふと道横に「日本の音風景百選」という聞き慣れないネーミングの石碑が。

ググってみると、、、
環境省主導の企画なんですね。
ちなみにこの場所は「長野県岡谷市・塩尻市 塩嶺の小鳥のさえずり」だそうです(^O^)
その先で三叉路となり、最初は真ん中の「林道 塩嶺高ボッチ山線」を進んでしまいます。

道横にも高ボッチの名の付く古びた看板があり、これから向かう高ボッチ高原に向かう道と疑いもなく進みます。

でも心に引っかかるものがあり、GoogleMapで確認すると、左側の「旧中山道」がその後に続く「塩尻市道高ボッチ線」につながることを確認し、Uターン。
その市道へのゲートを抜けていきます。


久しぶりに走るこの市道は舗装ながら、多数凸凹のあるコンディションがいいとは言えない山道。
対向車にも注意しながら、道の両側に木々が続く林間コースを登っていきます。
一瞬コンディションも良く眺望が開けるポイントがありパチリ。

登り切ると一気に視界が開け、高ボッチ高原エリアに。
この切り替わりがとても気持ちいい〜(^O^)
先ずは砂利の第一駐車場にて。

標高1,600メートルを超える高原ということもあり、雲が近く感じます。
草原を貫く一本道をそのまま進み、

目指した高ボッチ高原の広場的スペースに到着。
早速、こちらの代表的なモニュメント「アルプス連峰パノラマ展望台」で記念撮影~♪

残念ながら真夏の風景らしく、北アルプス連峰は雲の中でした。。。
でも下界にいた時よりもだいぶ涼しく感じられたのは高原ならでは。
しばらく横のベンチで水筒の冷水を飲みながら、しばしこの涼しさを味わいました。
鉢伏高原
そのまま市道を北上、二股の右側へ。

鉢伏山方面へ走っていきます。

ここからは平坦な林間コースがしばらく続き、

この道の正式名称「林道 鉢伏線」、通称「鉢伏高原スカイライン」をのんびりと流していきます。

しばらく走るとスカイライン的様相に〜

この緑の絶景が見られる区間はすごく短いのですが、訪れる価値は十分にあると思います(^O^)
その先の行き止まりポイント「鉢伏山荘 駐車場」に到着〜

この緑の山肌とのコラボは5年以上も前のときで、とても懐かしく。。。
誰もいない駐車場で1人撮影大会開始(^O^)
三脚をセットして、、、(^_^;)

バイクに跨ったり、

バイク横で佇んだり、、(^◇^;)

この駐車場には座るところもなく、撮影後、早々に退散しました。
絶景ロードその1:鉢伏高原スカイライン
来た道を戻る時に眺める風景がまたいいんです。。。
1.5車線のスカイラインをゆっくり走り、

その左手には鉢伏山方面の緑の山が居座ってます。

遥か眼下に岡谷市街を眺めながら、、、

あっという間に終わるこの緑のスカイラインにお別れし、

先ほどの二股地点まで戻り、向かって左側の市道を松本市側に下っていきます。
こんな感じの細かいうねうねを経て、

そして、行きの時から点在する凸凹に注意しながら。

ちなみに↑の写真の奥に要注意の凸凹がありました(^^;;
牛伏川フランス式階段工
本日の高原巡り第二弾に向かう前に寄りたかった場所に向かいます。
先ほどからずっと走ってきた塩尻市道を下り切り、松本市道を右折。

この市道も含まれる松本市の東側の高台を走る道の総称が「アルプス展望しののめみち」です。
この道を北上する中で、左手側にはこんな風景が広がっています。

アルプス展望と言われる所以ですね(^O^)
途中、松本市道4563号線を右折、牛伏寺方面へ。

それにしても市道4563とは松本市がいかに巨大な地方都市であるか、ということがわかりますね。
その先の二股を右へ。

ここの左手には「牛伏寺牛堂」なる、小さいけど由緒ありそうな堂が建ってました。

さらに進み、牛伏川に架かる「連岳橋」上にて。

この橋から奥の上流に目指す「牛伏川フランス式階段工」が見えると思っていたのですが、川沿いに立ち並ぶ緑の木々が視界を塞いでいました。
この橋の先で一般車両は通行止めとなっていたので、駐車場にバイクを停め散策開始。

先ほどの橋から上流にいくつもの堰堤があるようです。

少なくとも橋のすぐ上流にある「フランス式階段工」は間近で見てみようと思い、川横の小道を登っていきます。

その階段工を間近で眺めたのがこちら。

階段のように連なる石畳を流れ落ちる川水の風景、風流なり〜(^O^)
この古い施設は重要文化財にもなっているようでした。

夏の緑の木々が川横に続く風景も良いですが、秋から冬にかけての落葉した後の風景も良さそうです。
この後、先ほどの橋に戻り、橋下を覗いてみると、

先ほどの階段状ではなく、坂となっている石畳を流れる川水の風景、清涼感あり〜(*^◯^*)
松本市街を抜け、、、
この後、先ほどのしののめみちまで戻り、セブンイレブンでひと休み。
すでにお昼近い時間帯になってましたが、冒頭で書いたように本日のランチ処は決めていたので、まだ先になりそうなランチを見越して、セブンのイートインでホットドッグとアイスコーヒーを頂きました。

それにしても下界は暑ひ。。。

次の高原に向かう前に松本市内で寄りたい場所があり、そちらへ向かいます。
しばらく、夏の田んぼ風景を横目にしののめみちを走り、

松本市街の中心部を抜け、

かの松本城をチラ見しながら(見えないけど)、

目指した場所に到着~

門外からの記念撮影を狙ったものの、門内に次々と陣取るおばさまたち。。。(^◇^;)
猛暑が続く中、我慢できず、おばさまたちの後ろ姿と共にパチリm(_ _)m
この学校は本来であればじっくり見学すべきですが、本日は時間が押しており、スルーしちゃいました。
詳しい情報はこちら↓
美ヶ原高原
松本市街を抜け、本日二つ目の東側の高原へ向けて山登り開始。
浅間温泉のゲートを抜けると、

松本市街を背に坂道が始まります。

早速、目指す「美ヶ原高原」の看板が。

その手前の美鈴湖を超え、

うねうね2車線のワイディングを登っていきます。

この山道の正式名称は「林道 美ヶ原線」。

通称は「美ヶ原スカイライン」。
先ほどの「林道 鉢伏線」と「鉢伏高原スカイライン」と同じく建て付けですね。
そして、スカイラインらしくない林間コースがメインというのも同じ(;^_^A
それでもいくつかの工事ポイントを抜けていくと、

少しずつ、空が開けてきました。

そして、道の東側が通行止めとなっている武石峠に到着。

これから向かう美ヶ原高原は本来なら、佐久エリアから「蓼科スカイライン」〜「ビーナスライン」〜これから走る「美ヶ原公園沖線」と続けるのが相応の距離にもなり楽しいんですけど、久しくこの通行止めにより、今回は西側から向かうルートになった経緯があります。
絶景ロードその2:「美ヶ原公園沖線」
ここから、これまで走ってきた「林道 美ヶ原線」を走り終え、「美ヶ原公園沖線」に入ります。

少しだけの林間コースを抜けると、一気に視界が開けてきます。

この後、一瞬だけ珍しいガレ石の風景を横目に走り、

空が開けた林間コースを抜ると、

絶景ロードの始まり〜\(^o^)/

前方だけでなく、後方の風景も良きかな〜

この武石峠から5キロほどの短い区間の絶景を続けます(^O^)



道の補修模様はある種のデザインとして見ましょう〜)^o^(
そして、あっという間にこの道の終点に位置する「美ヶ原自然保護センター」まで来ました。

前方の電波塔が最果て感を醸し出してます。

先ほどの自然保護センター石碑の横に立つ銅像がひとつ。

僕的にはこの銅像を「裏ビーナスのビーナス」と呼んでます(^O^)
すでに時刻は14時、ランチ時を過ぎており、この自然保護センターの横の「うつくしテラス」にもランチ処はあるのですが、本日のランチ処は決まっているので、こちらもスルー。
駐車場の端にバイクを停めて、ベンチでひと休み。

↑は駐車場の東側の端なので、彼方の街は上田市街ですかね。

標高2,000メートルほどのこちらの場所はさすがに涼しく、しばし心地よさを感じながら休んだ後に出発、松本市街までピストンとなるルートへ。
先ほどの緑の草原地帯を走り、

草原が禿げたちょっとワイルドな丘を抜け、

今度は眼下に松本市街を見下ろしながら、

あっという間の美ヶ原公園沖線を走り終え、武石峠から西側へ下っていきました。
残念無念の「ペレファ・カフェ」
R254にぶつかり左折。

この後R143に入り、相変わらず点在する工事箇所を抜けて、目指すカフェへ。

時刻は15時をまわり、かなりの腹ペコ状態の中、事前に調べて17時までの営業を確認済みのそのお店に到着してみると。。。

なんと〜!臨時休業。。。( i _ i )
こちらは「ペレファ・カフェ」という日本一周やパリダカールラリーにも出場している元祖?女子ライダー三好礼子さん夫妻が営むお店。
事前に調べて、「目玉焼きカレー」を食べるのを楽しみにしていたのに。。。
先ほど寄ったうつくしテラスで一本電話すべきでした。
※ちなみにこちらのお店の情報はこちら↓
仕方なくお店の目の前の駐車スペースにバイクを停めて、ランチ処を探すもこの時間ということでめぼしいお店は近くになく。。。
ということですぐ近くの本日二度目のセブンイレブンに行き、たまごサンドウィッチを駐車スペースの車止めに座りながら頬張りました( ; ; )


◇
結果的にランチタイムが大幅に短縮されたので( ; ; )、遠回りして帰ろうと思い、予定していたR143にすぐには入らず、GoogleMapで気になっていたポイントへ。
先ずはr302を北上。

道横には夏の鮮やかな田んぼ風景が広がっています。

しばらく爽快2車線を楽しみ、

一瞬だけR19を走った後、

右折し、R403に入ります。

ほどなく右折、急坂を上った後、目指した場所がこちら。

「旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道」です。
踏切箇所だけ線路跡が残っているのが、ノスタルジー感に溢れてますね。
反対側の廃線跡の遊歩道を歩いていくと、年季の入った隧道があるようなのですが、ここはこの風景で満足し、次のスポットへ。

R403に戻り、r303を右折。

こちらでも緑が眩しい田んぼ風景をしばらく走って到着。

「北アルプスパノラマ展望台」です。

手前の植え込みや雑草のおかげで果たして展望台と言えるのか?という印象の展望台でしたが。。。(⌒-⌒; )
それでもパノラマ展望を記している案内板があり、夏の午後のガスった北アルプスの風景でもそれぞれの山の位置を認識することが出来ました。

でも肝心の北アルプスの山々は雲隠れしてましたけどね。。。( ; ; )

R143で東へ
この2つのスポットに寄った後、再びr143に入り、東の上田市方面へ。

しばらく、快走2車線をばいーんと!

↑の爽快区間はすぐに終わり、↓のような線形の酷道ルートに。

1.5車線となり、道のコンディションも次第に悪化。

ほどなくして、名も無き?トンネルに遭遇。
狭い道幅からか信号機付きでした(^O^)

↑の撮影をしていたら赤になっちゃいました(^◇^;)

トンネルを抜け、しばらく走った後、2つ目のトンネルをくぐります。

こちらは「明通トンネル」という名称。
ひとつめのトンネルで松本市を出て、こちらのトンネルで青木村に入ります。
↑のトンネルを抜けた後の前方には青木村方面の山々の展望が開けてました。

このトンネルは青木峠に位置し、ここからは上田市方面へ下りが続きます。

陽もだいぶ落ちて来ました。。。

山間部から集落が点在し始め、道も2車線となり、ふつーの国道っぽくなって来ました(^O^)

青木村の市街地に入り、セブンイレブンを出た後、ずっと走りっぱなしだったので、「道の駅 あおき」でひと休み。

時刻は18時直前、この道の駅の農産物直売所は18時までやっていたので、滑り込みで野菜などを購入出来ました。

陽も沈みかけ、だいぶ涼しくなってきたので、外のベンチで水筒の冷水をごくごくと。
そして、気が付くと道の駅には誰もいなくなりました(^^;;

この後、暗くなり始めた上田市内を流し、

上信道・上田菅平ICから高速に乗り、途中、関越道・上里SAに寄りながら帰路につきました。

◇
今回のツーリングは最後のR143を除けば、高ボッチ高原、美ヶ原高原共にピストンの道程となりましたが、同じ道とはいえ反対側から、しかも上りと下りの異なる道程は案外楽しめることを再認識しました。
久しぶりに事前に決めたランチ処でしたが、営業の確認の連絡の重要性も再認識。。。
とにかく、最近の真夏のツーリングに不可欠要素の「避暑」は組み込めたので、そこはよかったかなと。
ランチ処「ペレファ・カフェ」の臨時休業という悲しい事件もあった中、追い打ちをかけるようにツーリング帰宅後の後日に本屋に行ったら、なんと三好礼子さんとペレファ・カフェの特集が~


いつかリベンジしたいと思います。
そして、気が付けば8月も終わり、暦では秋となる9月に入りましたが、相変わらず続く猛暑。。。
めげずに晩夏?初秋?のツーリングにいそしみたいと思います。
◇
バイクツーリング is fun!
5月の中国地方一周ツーリングに続き、9~10月に今年2度目のロングツーリングを計画中のchizuo_riderでした~
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