2023年7月29日(土)、国道352号を東の福島から入り、西の新潟へ横断する夏ツーリングに出かけてきました。
この山道を走るのは4年ぶり、以前は大型免許を取った半年後での初の本格的な1.5車線山岳ワインディングだったため、緊張しながら走ったのを覚えています(^◇^;)
晴れの天気予報にもかかわらず、局地的な雨に降られ、3時間ほど足止めをくらったものの、日本を代表する屈指の峠越え(ツーリングマップル関東版より)と言われるルートだけあって、あらためて奥深い自然を堪能してきましたよ。
それでは秘境・奥只見へいざ参る〜
国道352号/樹海ラインツーリングMap
(関越道・所沢IC~外環道~東北道)
Ⓐ東北道・西那須野塩原IC
~R400~R121~
Ⓑ道の駅 たじま
~R121~R352~大規模林道尾瀬・小繋ライン~
Ⓒ道の駅 道の駅 尾瀬檜枝岐
~R352/樹海ライン~
Ⓓ枝折峠
~R352/樹海ライン~R252~
Ⓔ[T067]アスファルト・ スポット
~R253~
Ⓕ関越道・六日町IC
(~関越道・所沢IC)
東北道・西那須野塩原ICからR400を走る
朝5時に埼玉自宅を出発、いつもの自宅付近の朝空は快晴そのもの!
これは期待できる〜、とこの時は思ってました。
ツーリング仲間もNさんと待ち合わせ、外環道〜東北道と走っていきます。
緑の田園風景が広がる東北道を北上〜♫
西那須野塩原ICで降りて、R400へ。
夏のR400からR352を横断する下道ルートの始まりです(^O^)
先ずは塩原エリアへ。
序盤のこの辺りは案外ワイルドな風景が点在してます。
R121方面へ。
福島方面の山々を眺めながらru〜n♪
山深くなっていくにつれて、スノーシェッドも増えていきます。
長めのトンネルだと気温は低め、猛暑の中のオアシスですね。
でも22度ともなると涼しいを通り越し、寒っ!
時折、こんな豪快ワインディングもあります。
ここは5月にも走りましたがその時はこんな感じ。
5月の時の方が新緑感がありますねー(^O^)
その先でR121に入り北上。
この辺りは国道が三重複するエリアです。
3つの青いおにぎり〜(^O^)
そのまま福島へ入ります。
気温もぐんぐん上昇、水分補給を兼ねて、「道の駅たじま」で一休み。
誘導された道の駅の端に駐輪。
まだ午前中ですが、感覚的にはすでに30度超え。。。
日陰の建物内で水分補給と一休みした後、出発。
会津高原を抜けて、いよいよR352に入ります。
R352を西へ
R352に入ると山深さが一段階アップする感じ。
自然感が増してくる風景には心が躍りますね(^O^)
ばいーんと山間部へ〜!
2つのスノーシェッドが連続するエリアを抜け、
川沿いの清涼感を感じて、
様々な表情を見せるR352をひたすら西へ〜
R352ショートカット/福島r350〜大規模林道 尾瀬・小繋ライン
で、そろそろ国道一辺倒に飽きてきたので、r350を左折。
田代山方面へ走ります。
このまま山岳部を走ると思ったら、里山風景に。
珍しくバイカーともすれ違いました。
国道から県道に入るとめっきりバイカーが減るので、同士を見つけたようで嬉しくなります(^o^)
ちなみにr350を直進すると栃木へ抜けれるんですが、まだ一度も走ったことがなく。。。
確か久しく通行止めになっていたと記憶してますが、関東から東北へのルートを制覇したいと思っているので、いつか抜けてみたいと思います〜
先ほどのポイントを右折すると、しばらく登りが続き、
唐沢トンネルをくぐり、
木賊温泉エリアを抜けて、
大規模林道 尾瀬・小繋ラインに入ります。
このr350〜尾瀬・小繋ラインルートはR352のショートカットにもなるんです。
ショートカットと言いつつ、走る距離は変わらないどころか長いかも(^◇^;)
2車線メインで走りやすい大規模林道へいざ!
早速、山深い風景の中を抜けていきます。
いやー、いい感じだ〜\(^o^)/
さらに森林ルートをばいーんと!
気持ち良き森林浴ルートを抜けて、再びR352を左折。
道の駅 尾瀬檜枝岐にて雨宿り
R352に出ると檜枝岐村に盛大に迎えられました(^O^)
右側の柱を拡大してみると。。。
「よくきらった」とはよく来て頂いた、という意味かな?
その先の「道の駅 尾瀬檜枝岐」でお昼を取ることに。
ふと空を見ると雲が多くなってきたような?
そんなことを気にしつつも、豚丼セット・豚肉マシマシを注文。
タレが染み込んでいて旨し!
ふと天候が気になってYahoo雨雲レーダーを見てみると。。。
なんと〜!
超ピンポイントで雨雲が接近しているではありませんか!
このエリアだけ。。。
「17時頃に雨が止みます」だと~(汗)
山間部の天気をなめてました(涙)
しかもツーリング前の天候チェックで快晴とのことでレインウェアを持参せず。。。
変わりやすい山間部ツーリングにはレインウェア持参、の鉄則を完全に忘れてました_| ̄|○
Nさんに「だめですよ〜、何のためにシートバックつけてるんですか〜」と突っ込まれる始末。
猛省しつつも雨雲は西から東へ流れていくようなので、とりあえず出発することに。
すると間もなく雨が降り出し、慌ててUターン、雨宿りできそうな場所を見つけ避難します。
バス停の待合スペースのようですが非常事態ということでお許しをm(_ _)m
ただ、このシェードは布のようで隙間を縫って雨が滴り落ちて来たので、道の駅まで戻り、建物の軒下に避難、しばらく様子を見ることにしました。
僕はフルメッシュ&メッシュグローブということで、強い雨の中を走ったら、びちゃびちゃになること必至。
Nさんに謝りつつ、雨が止むまで、道の駅で休むことにしました。
雨雲レーダーはこんな感じで、赤い雲が拡散している。。。(涙)
しかも雲の流れが変わり、行手の奥只見湖に広がっているではありませんか〜
しかもしかも「21時頃に雨が止みます」だと~
くそー!と思いつつ自業自得ということで気長に待ちます。
こういう時は甘いもの、ということでソフトクリームタイム(^^;
お世話になった「道の駅 尾瀬桧枝岐」の情報はこちら → 道の駅 尾瀬桧枝岐HP
やがて雨足も弱くなり青空が顔を見せ始めました。
待つこと2時間、ランチを入れたら3時間、雨宿りしてました(涙)
時間は15時半、今が陽が長い夏でなければ奥只見湖越えは出来ない時間帯になってました(~_~;
ここで一句、「忘れるな、山間部での雨ガッパ」m(._.)m
この体験を活かし、晴れ予報でもツーリングでのレインウェアを必ず持参することを誓いながら出発します。
雨上がりの樹海ライン/R352を走る
気を取り直して道の駅を出発。
空は明るくなってきているものの多めの雲は変わらず。
途中、苔ロードでパチリ。
後ろの空は雲多め。。。(⌒-⌒; )
雨雲から逃げる感覚で走ってます。
それでもこの風景は雨雲から逃れられないのか。。。
でもちょっと幻想的でこれはこれで良きかな〜(^O^)
尾瀬エリアを抜けて、
うねうねからストレート主体のエリアを走り、
おっ、霧が無くなってきた!
向かいにワイルドな山がどぉーんと!
山深きエリアを走っている実感が湧いてきます。
そして、只見川に架かる金泉橋を越え、福島から新潟入り〜
Nさんのninjaと福島の看板の記念撮影です。
先ほどの強い雨で只見川がこんな状態に。。。
以前に走った時はなんで綺麗な日本原風景なんだ〜、と思った場所。
早く綺麗な清流風景を取り戻してほしいと祈りつつ、金泉橋を後にします。
奥只見湖沿いの樹海ライン/R352を走る
奥只見湖まであと少し。
しばらく茶色の只見川沿いを走ります。
魚沼市に入って、
奥只見湖沿いまで来ました。
が、奥只見湖がほとんど見えないのが、残念なところ。。。
その代わりに奥只見湖沿いの樹海ラインの名物「洗い越し」エリアに突入〜
以前に来た時は9月なので、今の季節の方が雪解け水は多いはずですが、この水量ということは今年は雪が少なかったのかな?
それでもそろーりと渡っていきます。
この辺りの樹海ラインを走った人は経験してると思いますが、奥只見湖の形を綺麗になぞる道なので、うねうねしながらいくつもある湖の突端まで行って戻り、また行って戻る、の延々の繰り返しです。。。(⌒-⌒; )
これはこれで走っていて面白いんですけどね(^O^)
うねうねだけでなくアップダウンも豪快なので、登りが続き標高を上げるエリアも度々。
視界が抜ける貴重なポイントもあります。
CBRの後ろに映るのは奥只見湖の対岸の断崖を走る樹海ライン。
こうやってみると、あらためて豪快な道だわ(^◇^;)
森林浴しながら走るエリアもあれば、
開けた断崖ルートを走るエリアもあり、
開けていると言っても、奥只見湖は見えませんが。。。(^^;;
で、突端まで来たら鋭角的に戻り、
再び断崖ルートを走る繰り返し。。。
そして、時折見える山深い眺望に感動する。。。
良きかな〜\(^o^)/
そして再び洗い越しが続くエリアとなり、あらよっと!
こらよっと!
本人は結構楽しんで走ってますが、CBRが汚れていくのは間違いない。。。(^◇^;)
洗い越しの全景はこんな感じ。
こんなプチ砂防ダム的な風景もありました。
この風景を撮る僕を撮るNさん(^◇^;)
そしてまだまだ続くうねうね樹海ライン。。。
ようやく延々と続いた奥只見湖沿いのうねうね樹海ラインを抜けたようです。
奥只見湖の西端にある「奥只見シルバーライン」の出入口に来ました。
このpicに写っている電光掲示板を見てみると、「トンネル内霧発生」の文字が。。。
この「奥只見シルバーライン」は霧が発生してしまうほどワイルドな造りのトンネルのため(汗)、二輪走行不可、という珍しいトンネルなんです。
ちなみにこのシルバーラインでないと奥只見湖に架かる奥只見ダムには行けません。
そんなトンネルを横目に奥只見湖エリアを後にして、福島から新潟へ走る樹海ライン最後のポイント「枝折峠」越えへ!
樹海ライン/R352の枝折峠越え
一瞬「げっ!」と思った電光掲示板は「通行不可」ではなく、「通行可」。
安堵しつつ枝折峠へ向かいます。
1.5車線の峠道を登っていくと、
CBRの横には。。。
「越後駒ヶ岳」がどぉーん!とお目見え〜
この区間は日本百名山・標高2,000m超の越後駒ヶ岳を眺めて走れるのが良いところ。
そんな風景に感動しつつ撮影している僕を撮るNさん。。。(^◇^;)
枝折峠まであと2キロ、もうちょいです。
向かう途中、顔を出してくれる雄大な越後駒ヶ岳を楽しみながらru〜n♫
豪快に続くスノーシェッドを抜けて、
枝折峠に到着、トイレ休憩します。
この枝折峠の駐車場からは眺望は望めませんが、ここに来るまでの越後駒ヶ岳の風景が樹海ラインの枝折峠越えの醍醐味(*^◯^*)
枝折峠付近からは時間帯によっては雲海の風景も眺められるようなので、機会があればトライしたいと思います。
枝折峠を出発、1.5車線ながらロードコンディションの良い山道を下っていきます。
引き続き、越後駒ヶ岳がお目見えする風景を楽しみながら。。。
区間によっては2車線エリアも出現。
再び1.5車線になりつつ、ひたすら降っていきます。
うねうねが少なくなり、直線主体となったエリアを抜けると、
集落となり、先ほどのシルバーラインの入口地点に来ました。
シルバーラインはほぼ直線、樹海ラインはほぼうねうねの峠越え、どのくらい時間が違うだろう。。。と思いながらも、時間がいかに長くても樹海ラインを選ぶけどね〜(^O^)
魚沼市街地まで来ると、実質、樹海ライン/R352の秘境ツーリングは終了です。
雨の足止めは喰らったものの、様々な自然の風景を見せてくれた久々の秘境ツーリング、楽しかった〜\(^o^)/
おまけ/十日町アートスポットにて
時刻は18時をまわり、いい時間帯になっていましたが、Nさんの寄りたいスポットに行くことに。
魚野川の夕陽を眺めながら、魚沼市街を抜け、
R252に入ります。
流石の国道、豪快に走っていきます〜
少し農道を走って、
目的地に到着〜(^O^)
GoogleMapには「[T067]アスファルト・スポット」とあるアートスポットでした。
アートに見せる駐車場ですね(^◇^;)
「面白〜い」と撮影大会スタート!
最後に記念撮影です(^O^)
ちなみに十日町含めて新潟のこのエリアはアートに力を入れているようで、街にはこんなスポットが点在しているようです。
そんなスポット巡りも面白いかもしれませんね。
この後、最寄りの六日町ICから関越道に乗り、帰路に着きました。
◇
豪雪地帯を走る樹海ラインは一年を通じて走れる期間は短い。。。
そんな秘境ロードを夏に走る楽しさをあらためて実感しました。
樹海ラインのハイライト、奥只見湖~枝折峠は1.5車線主体ながらも、ロードコンディションは良く、洗い越しのような楽しいポイントも点在、尾瀬エリアの深い緑と枝折峠付近では越後駒ケ岳の豪快な風景を楽しめる樹海ライン/R352はおススメできるロードです。
また数年後、今度は紅葉を見に走りに来よ~っと(^O^)
◇
バイクツーリング is fun!
この樹海ラインツーリングの後、佐渡ツーリングを楽しんできました!近日アップしますのでよろしければお付き合いください~
chizuo_riderでした!
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