2022年8月7日から12日まで5泊6日で出かけた東北西部縦断ツーリングの3日目・4日目です。
今回2日分をまとめたのはこの2日間は大雨にやられ、大雨という同じテーマであること、まともなpicがほとんどないことが理由・・・( ;∀;)
青森県深浦町に宿泊した2泊目の夜から警報級の大雨が降り、3日目から4日目も大雨に当たってしまいました。
5泊の宿を全て予約済みだったため、次に進むために移動を余儀なくされる状況。
今回のブログは自然のpicを沢山盛り込んだツーリングブログではない代わりに、大雨の「後」と「中」のツーリングを振り返りながら、綴っていきたいと思います。
大雨の「後」と「中」に走ると、こんなことになるのか~ということを知って頂いて、皆さんのツーリングリスクを回避することに少しでも役立てられたら幸いです。
pic少な目・文字多め、でお許しを~m(__)m
東北West縦断ツーリングMap【3日目】
Ⓐ黄金崎不老ふ死温泉
~R101
Ⓑ道の駅わんど
~やまなみロード~r30
Ⓒドーミーイン弘前(3日目の宿)
★なんと80キロしか走っていない・・・
東北West縦断ツーリングMap【4日目】
Ⓐドーミーイン弘前
~R7~東北自動車道・大鰐弘前IC → 鹿角八幡平IC ~R341
Ⓑ八幡平ビジターセンター
~八幡平アスピーテライン
Ⓒ松尾八幡平ビジターセンター
Ⓓ道の駅にしね
~東北縦貫自動車道・西根IC → 秋田自動車道・横手IC
Ⓔ横手温泉 ホテルプラザ迎賓
★ⒷからⒹ以外はほぼ高速道路・・・
3日目、4日目の元々のルート
2日分のMapはシンプルなルートになってますが、本当は2日とも300キロ後半を走る予定でした・・・
元々のルートを思い出しながら当初のツーリングのイメージを振り返ってみました。
①3日目
青森県深浦町の宿を出発、
津軽岩木スカイラインで修行して、
土偶の駅で記念撮影、
津軽半島の海沿いを東側から時計と反対周りで走り、
最北端の龍飛崎で津軽海峡冬景色の2番を聞いて、
日本海のドラマチックな風景を眺めながら竜泊ラインを下り、
一気に青森市を通り越し八甲田山を眺めて、
弘前市街の宿へ
②4日目
弘前市街の宿を出発、
日本一の渓流風景、奥入瀬渓谷を楽しみ、
奥羽山脈の風景を体感しながら八幡平アスピーテラインを走り、
岩手山を眺めながら岩手山パノラマラインを走り、
小岩井牧場でほっこりしながらソフトクリームを食べ、
田沢湖で湖に立つたつこさんとコラボして、
秋田県横手の温泉宿へ
というルートのイメージだったんです。。。
大雨の「後」を走る3日目スタート
日本海に張り出した露天風呂で有名な2日目の宿「黄金崎不老ふ死温泉」さんに宿泊、その夜中から朝にかけて大雨が降り、朝起きた時は日本海の色まで変わってました。(5秒の動画)
この動画は宿の窓先から眺めた朝の日本海風景です。
どっしぇー!って感じでした。
TVの天気予報を見ると、この後も断続的に強い雨が降る予報。。。
皆さん、ご記憶に新しいと思いますが、8月上旬から中旬にかけてちょうど青森に前線がかかり、西から東へ雨雲が次から次へと供給される状態でした。
さらに青森県各所で川の氾濫の可能性が報じられている・・・
どうしたものか、と。
悩んだあげく、無理せず、3日目の宿の弘前市街へ最短ルートで移動することにしました。
埼玉から3日間北上し続け、初めて訪れた青森で津軽半島最北端はあともう少し!のところで断念する無念さと言ったら・・・( ;∀;)
ただ、この判断が正しかったことに後で気付くことになります。
深浦から弘前の最短ルートでさえも、散々な目に遭ったからです。。。(´;ω;`)
◇
3日目の朝からレポートしますね。
朝起きた時の風景は先ほどの動画通り。
TVの天気予報や天気サイトを確認しながら、しばらく様子を見ることに。
雨が和らいで宿の外に行ってみると、picでは分かりづらいですが、目の前の駐車エリアが冠水していました。
pic左端のシャッターが開いているところがCBRを停めさせて頂いた倉庫なのですが、少しへこんでいる駐車エリア中央を横切る形で水が溜まり、倉庫まで歩いて行けない状態でした・・・
宿に長靴を借りて、ライディングブーツを手で持って倉庫まで行き、長靴を倉庫に置いて、タイヤのゴム部分以上が浸かってしまうほどの冠水エリアをゆっくりCBRを移動させてエントランスへ。
後になって考えてみれば、この時の状況からこの後の状況を想像できたはずなんですけどね。。。(-。-;
雨が小雨状態になったところで「これ以上待ってもしょうがない、出発するか~」でチェックアウトを済ませ、10時30分頃に宿を後にしました。
もっと楽しみたかった「黄金崎不老ふ死温泉」
大雨のことばかり書いてしまいましたが、日本海に張り出した露天風呂のこちらの宿「黄金崎不老ふ死温泉」さんの温泉は内湯も含めて素晴らしく、もっとゆったり浸かりたかったなぁと思いつつ、昨晩ぎりぎりのタイミングで露天風呂に浸かれたことは有難かった~(^O^)
ちなみに露天風呂は動画の通り、大雨の影響で朝より入浴禁止となりました。
人気の宿ですが、シングル用の部屋も数部屋あるので、ソロツーでも空きがあれば大丈夫です。
僕の場合、直接電話して予約しました。
黄金崎不老ふ死温泉さんの情報はこちらまで → 黄金崎不老ふ死温泉HP
小雨のR101を走る
出発して小1時間ほどは弱い雨の時間帯だったので、何枚かpicを収めることができました。
最初はJR五能線深浦駅。
ノスタルジーさを感じてしまう五能線のローカル駅です。。。
そして、日本海沿いを五能線とR101が並行して走るこのエリアでのハイライト風景にて。
ここでも本来の青い日本海でなく、茶色い海面が続いてますが、このどんより感で「演歌的風景が強調されてる〜」みたいに思っでました(^◇^;)
その先の可愛いイカが出迎えてくれた「道の駅ふかうら」でパチリ。名物焼きイカを食べたかったのですが、当然店はクローズ。。。
またしばらく走っていくと、日本海らしい風景が広がっている千畳敷海岸に到着。そのモニュメントと記念撮影です。
相変わらずのどんより空ですが、ここまでは雨は弱く、スポットも点在、そして何よりも凸凹していないロードコンディションが良かった。
このロードコンディションがポイント。
3日目のツーリングロードpicはこれが最後になります。
その理由を綴っていきますね。
大雨「後」に走るということ
その1/冠水を浴びる
しばらく走っていくと、ロードコンディションが悪くなり凸凹が増えてきます。
この凸凹を意識せざるを得なくなる状況に。。。
それは雨の後の凸凹→水溜り、です。
凸凹に溜まっている水を対向車がスピードを緩めず突っ込んでくることによって、当然反対側車線を走る僕は浴びることになります(涙)
反対側を走る乗用車がスピードを緩めてくれつつも、最初は小さな凸凹に溜まっている水をバシャバシャと浴びることから始まります。
「おいおい、勘弁してくれよ〜」と思いつつ、水溜りを見つけたらスピードを緩め極力道の左端に寄って走っていきます。
で、その先に明らかに大きな水溜りの場所があり、大きなトラックが対向車を走って来ました。
嫌な予感。
反対側にいるバイクのためにスピードを緩めてくれるよな。。。
と期待を込めて左端に停まっていましたが、なんとスピードを緩めずそのまま突っ込んでくるではありませんか!
次の瞬間、ザッパーン!!
その時のイメージ映像はこちら(-。-;
実際はこのpicどころの話ではありませんよ(涙)
凸凹にたまる水、いや泥水?を浴びる惨劇がこの後何回続いたことか。。。(涙)
何回も浴びるうちに慣れてしまい、麻痺した気分になってきました(−_−;)
◇
その内に雨も強くなってきて、泥水を何回も浴びて冷えた体と傷ついた心を癒すべく、「海の駅わんど」で休憩することに。
海の駅の軒先を借りて駐輪。
冠水を何度も浴びましたがヘルメットやレインウェアはなんとか水から守ってくれました。
問題はシューズ。
今回のツーリングで履いてきたライデイィングシューズは透湿ながら防水機能もある「GOLDWIN GSM1052 Gベクターライディングシューズ 」。
雨降る中では大丈夫だったのですが、走りながらフロントタイヤが切る冠水や泥水を何回も浴びる状況では浸水は避けられませんでした。
今日はこの後もこんな状況が続くんだろうと諦め、とにかく休むことにしました。
Yahoo!雨雲レーダーは相変わらずの赤い雲のオンパレード、しかも行手の弘前に。。。
行く手の赤い雲も切ないですが、「しばらく雨が続きます」はもっと悲しい・・・( ;∀;)
たいした距離を走っていないのに、疲弊している状況を認識しつつも、「ここでずっと休んでいても仕方ない、とにかく宿に向かおう!」ということで出発。
この海の駅のマスコット?のわさお君が頑張れよ~と言ってくれてる気がしました。
その2/冠水を走る
その1のロードは車通りがまあまああったR101での出来事。
国道でこんな目に遭ったということはこれからの弘前までの最短ルート県道or農道では車は少なくなる想定なものの、さらにひどいことになっているんじゃないか・・・と不安が募ってきました。
ここでも迷ったすえに、こんな悪天候も想定して作られているのではないか?と考え、「農道=やまなみロード」を選択。
これが最悪な選択でした。。。
県道=r30は走っていないので実際はわかりませんが、車は激減したものの、冠水エリア自体が倍増・・・
しかもCBRのタイヤが半分以上埋まるほどの・・・( ;∀;)
道の高さが脇の田畑とほぼ同じで、田畑から水が道路にどんどん流れ込んでくる状態でした。
さらにアップダウンもあるため、ダウンエリアではかなりまとまった水が溜まっている状態。
そのエリアと初めて出会ったとき、対向車がタイヤ丸ごと水に埋まりながら走ってくるのを見て、「マジ~!!!」とヘルメットの中で叫んでしまいましたよ。
あたかも水没しているアンダーパスのようでした。。。
すみません、これは大袈裟でした(;^_^A
冠水のイメージはこんな感じです。
実際の風景を撮ってくればよかったのですが、このときはそんな余裕は全く無く・・・
この時に頭を支配していたのは、もっと凄い冠水エリアが立ち塞がり、弘前に辿り着けるのか???ということ。
こんな冠水場面に15分に1回の感覚で遭遇したわけですが、最高に深くてもバイクのタイヤが半分ちょい埋まるほどだったので、なんとか切り抜けることができました。
切り抜け方法はこちら。
①先ずは対向車に水溜まりを走らせて深さを確認する(車が来ない時はひたすら待つ!)
②深さを確認した後、タイヤが半分埋まるような深さは普通に足をステップに載せていたら思いっきり浸かってしまうので、取り付けてあるエンジンスライダーに両足を乗せ、1or2速で超ゆっくり走る
黄色の中にあるのがエンジンスライダー。(3年車検直後のピカピカのCBRが懐かしい・・・)
曲芸的な乗り方になってますが、走っていて自然とそうなった感じです。
エンジンスライダーにシューズを乗せてもフロントタイヤが切り割いた水をバシャバシャと浴びてしまっていたので、シューズの中は惨憺たるぐちょぐちょ状況になってました。
◇
そんなこんなで弘前市街に到達。
そして弘前市の中心部にあるドーミーイン弘前さんに着いた時の安堵感。。。
長かった~~~
これほどまでに80キロの道程を長く感じたことはありませんでしたよ(;^_^A
ちなみに今日は1台のバイクとも出会いませんでした(;^_^A
ドーミーさんでは有難いことに屋内のバイク置き場に停めさせてもらいました。
時刻は15時過ぎ。
こんなに早くツーリング時にチェックインするのはもちろん初めてです。
部屋に入り、荷物の整理開始。
先ずはぐちょぐちょになったシューズを乾かさなくては・・・
新聞とタオルをシューズに突っ込み水分を取っていきます。
そのほかのウェアなどは乾かしタイム~
荷物の整理をしながら、NHKを見ていると、大雨に関する情報のオンパレード~
①高校野球の中継中に「青森 大雨に厳重警戒」・・・
②「青森 記録的短時間大雨情報」・・・
③青森はほぼどこへ行っても「大雨」&「洪水」情報・・・
そして極めつけはTVを見ていたら、スマホで「緊急速報」が鳴り響くではありませんか~~~
地震以外で緊急速報を見たのは初めてかも・・・
今日と明日はとんでもない事態になっていることをあらためて痛感します。
ここは弘前の中心地、本当は近くの「北の酒場」でしっぽりお酒を飲みながら東北の夜を楽しむ予定でしたが、そのパワーもなく、目の前のコンビニで弁当を買って部屋で食べることにしました(涙)
弁当を食べながら再びNHKを見ていると、こんな情報画面が映りました。
今日僕が元々走ろうと思っていたエリアは全て「大雨洪水警報」!
今日走った北の津軽半島やその海岸沿いを元々のルートで300キロ以上走っていたら、どんなことになっていたんだろう・・・
幾多の冠水に遭い、80キロほど走っただけで疲弊しているこの状況、最短ルートで宿に向かったのは正しかったんです。
そして転倒やトラブルもなく、無事に宿に辿り着いたことに感謝するしかないですね。
ただ、大雨が続く明日4日目は今日よりももっと酷い状況になるだろう。。。
でも次の宿が決まっているので、進まなければならない・・・(というか南下しないと埼玉に帰れない~)
3日目は元々津軽半島を縦横無尽に走り300キロ後半の予定ルートでしたが、最短ルート80キロで次の宿に行けたのは不幸中の幸い。
ただ、明日はこの弘前から次の宿まで最短でも300キロ近くもある~ということをあらためて認識。。。
うーむ、どうしたものか。
とそんな時、ツーリング仲間からLINE電話をもらい、今日の悲劇に同情してくれて、さらに励ましてくれました~(涙)
明日はもっと気合を入れつつ慎重に走り修羅場を切り抜けるぞ!と気持ちを新たにして、早い時間にベッドに潜りました。
通常はここでブログを終えるのですが、4日目も同じテーマなので、続けますね。
大雨の「中」を走る4日目スタート
昨日の疲れを取るために朝8時過ぎにゆっくり起きて、早速雨雲レーダーをチェック。
昨日は僕が走って宿泊した青森が大雨で、今日はこれから向かう秋田が大雨。
相変わらず前線が停滞し、西から東へ雨雲が供給されている状況は昨日と変わらず。(ここで雨雲レーダーpicを撮るのを忘れましたm(_ _)m)
神様は僕に試練を与えようとしているのか。。。(涙)
この雨雲が立ち塞がる状況はいつまで待っても変わらないようなので、出発することにしました。
最初は全ルート高速を使って、今日の宿、秋田県横手に向かうことも考えましたが、
・高速を使っても雨雲を突っ切ることになる
・であれば同じ突っ切るにしても、名道を走ろう
ということで、「八幡平アスピーテライン」は走ることにしました。
それまでは高速を利用、アスピーテラインを走った後に状況を見てルートを決めようと。
最強コスパのビジホ「ドーミーイン弘前」
市街に位置しながら、温泉の浴場があり、屋内にバイク置き場もあり、部屋を含めて清潔感あふれるドーミーイン弘前さん、お世話になりました。
「ドーミーイン」シリーズはビジホの中で最高コスパを誇るのでは?
詳しい情報はこちら → ドーミーイン弘前HP
土砂降りの高速
9時過ぎに宿を出発、この頃は小雨状態。
弘前市街を抜け、東北自動車道・大鰐弘前ICから高速に乗り、一気に南下していく中で、雨は強くなっていき、ついには土砂降り状態。。。
もちろん高速なので、凸凹はありませんが、路面にまんべんなく雨水の層ができていたので、常にフロントタイヤが切る水をシューズが浴びている状況でした。
また、流石に高速2車線なので対向車からの水を浴びることはないのですが、トラックに追い抜かれる時にはググッとトラックに寄せられながら、ザパンと浴びることになります。
この状況は水を浴びるどころか転倒リスクが増大していることを意識して、左側車線を慎重に走っていきます。
修羅場な雨中の高速を走って、鹿角八幡平ICで降りると、ちょっとホッとしました。
高速で走ると雨が強く当たるため、止まってみるとかなり印象が違うことも再認識。
ただまだ普通以上に雨が降っている中なので、ゆっくりとR341を南下していきます。
しばらく走っていると、雨が弱くなってきました。
ようやくCBRを停めて、picを撮ることができました〜(^O^)
雨の「八幡平アスピーテライン」へ
そしていよいよR341を左折して「R23/八幡平アスピーテライン」の北側入口へ!
その入口にある北緯40度ラインモニュメントとコラボしました。
ようやく本日初のコラボショットです\(^o^)/
ちなみにR341を直進すると、「高濃度有毒ガス発生」の電光掲示が。。。(^^;;
ここまで雨の中ノンストップで2時間近く走ってきたので、疲れも溜まってきたので、その先の八幡平ビジターセンターで一休み&作戦タイム。
CBRもちょっと強引に軒先をお借りしました。
階段を登り、ビジターセンター内へ。
残念ながらゆったり座れる椅子もなく、端の小さな椅子に座って休憩します。
ふぅー、って感じ。
雨雲レーダーを見ても、行く手に相変わらず赤い雲を含んだ雲たちが西から東へ流れている状況。
実際の空もどんよりは変わらず。
30分以上休んだでしょうか。。。ここまで来たら、後には引き返せません。
いつまで待っていてもしょうがない、ということで、行くか~!
アスピーテラインを走り始めると、悲しいことに雨足はどんどん強くなり、さらにごぉ~っと風が吹いてきて、さらにさらに霧に包まれ視界はほぼ見えなくなってきました( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
走りながら、「あっ、この状況はこれまでで最高の修羅場だな・・・」を痛感。
と言いつつ避難場所もなく、うねうねワインディングに停まってもしょうがないので、ハザードをつけてゆっくり走行することにしました。
前に進んでとにかくここを抜けださないと。。。(今にして思えば、引き返す選択もありましたが、そのときは思いつきませんでした)
幸いなことに対向車が時折あっても、後方から走ってくる車は無く。
もちろんバイクは見かけず、車も1~2台ほどしか出会わず。
ようやくアスピーテラインの名所、秋田と岩手の県境ポイント「見返峠」まで来ました。
ツーリング仲間とここで記念撮影の約束をし、アスピーテラインまで遥々来て、pic一枚も無しこそ悲しいので、県境道標横にCBRを停めてパチリ。
TVの台風レポーターになった気分でした・・・(´;ω;`)
霧の雰囲気も残したくて前面からもパチリ。
このブログを書いていて、当時の記憶が鮮明に蘇ってきました。
とにかく転倒だけはしてはならぬ!と引き続きハザードを出して雨と風と霧の中を走った記憶が。。。
そして、アスピーテラインのロードコンディションは悪くなかったのですが、この峠まではUP、ここからdownしていく中で、ここまではロード上から斜めに水が流れ、まるで道路の上に川が流れその上を走っているようでしたよ。
レイングローブも防水シューズもすでに役に立たず、内側はぐしょぐしょ・・・
ツーリングに出かける前にヘルメットのゴーグルに撥水効果のあるスプレーを吹き付けたのが効果がなくなって、視界も危うくなっていました。
そこはハンドルに巻き付けたタオルで定期的に拭きながらゆっくり前進。
「もうどうにでもなれ~」と、やけくそになるところをこらえて、「待て待て、無事に帰ることが目的なんだぞ!」と言い聞かせ、なんとか無事にアスピーテラインを下り切りました。
アスピーテラインの南側(東側)の松尾八幡平ビジターセンターで、休憩です。
これ以上雨にあたりたくない~!ということで、本来は停めてはいけない場所のようでしたが、店のおばちゃんにお願いしたら、「いいよいいよ、大変だったね~」。
ここでようやく雨から逃れることが出来ました。
軒先内の椅子に座りながら、未だに雨の止まない風景を眺め、「あ~なんてツイていないんだ」とネガティブモード全開な気分。
雨雲レーダーを見ると、雨雲の端にいるようです。
それにしても雨雲レーダー上部の弘前から南下、この八幡平まで来ましたが、待ち続けても雨雲が立ち塞がり続けた状況が分かって頂けると思います( ;∀;)
相変わらずのどんより空ですが、雨足は弱まってきました。
駐車場の向こうの雲に隠れている山は多分岩手山。。。
アスピーテラインを走った後は岩手山を眺めながら岩手山パノラマラインをのんびり走る予定だったんですけどね。
大雨に降られ、風と霧に苦しんだ後ということもあり、疲れて食欲もわかない状態だったので、ビジターセンターでかけうどんをさっくり食べます。
その後、休んでも疲れは取れず、雨も止まなかったので、この後どうするかな・・・と。
時間は13時過ぎ、とりあえず東北縦貫道に近い「道の駅にしね」まで走って状況を見ることにしました。
「ようこそ八幡平市へ」の歓迎ワードとアスピーテラインの綺麗なロード風景の看板を見ながら複雑な気分に。。。
今日の宿がある秋田県横手へは「①大回りだけど田沢湖→みずほの里ロードを南下」「②r1をひた南下」「③遠回りだけど30分短縮される高速利用」の3つのルートがありましたが、1滴の雨にもあたりたくなかったことと、少しでも早く宿で疲れた体を癒したかった、ということで高速利用することにしました。
本当は①の予定だったんですけどね(;^_^A
高速利用で宿までは120キロ・1時間半の道程なので、こちらもいつもなら一気に走ってしまうところですが、疲れも溜まっているようで30分走って「だめだ~休みたい」ということで、途中の東北縦貫自動車道・紫波SA で休憩。
二輪の駐輪場にCBRを停めますが、屋根なし。
冷たいSAだな・・・とちょっと残念な思いに。
心がすさんでましたね(~_~;)
「横手温泉ホテルプラザ迎賓」にて
北上JCTで秋田自動車道に入り西へ、横手ICで高速を降りて5分ほどでJR奥羽本線横手駅すぐ近くにある「横手温泉ホテルプラザ迎賓」に到着。
部屋に通された瞬間にほっとして畳の上にバタンキューって感じでした。
でも、このホテルが良かった・・・
先ず(空きがあったとはいえ)屋内の車の駐車場に停めさせて頂いたこと。
2つ目は一人の宿泊にしては清潔感ある大きな和室でゆったりできたこと。(部屋はお任せプランだったのでたまたま?)
3つ目は温泉。部屋数にしてはすごく広く、泉質もなめらかで、気持ち良かったこと。
温泉素人コメントですみませんm(__)m。
疲れていたということもありますが、この温泉は本当にゆったり浸かることが出来ました。
ご飯は普通でしたが、半個室で食べる環境は良かったです。
あまりに疲れていたので、お酒はパス。
そしてこの日は昨日以上に爆睡だったことは言うまでもありません。。。
◇
それにしても大雨の「後」と「中」に走ること、正確には大雨の「後の農道」を走るということと大雨の「中の標高高いワインディング」を走るということがいかにリスクのあることか、今回学びました。(フツーは走らないか・・・(;^_^A)
ただ、旅の前の天気予報では「ざーざー降りの雨」でしたが、こんなに警報級の大雨になるところまでは想像できませんでした。
宿も全5泊分を予約してしまっていた後だったので、自分にとって都合の悪い想像はしたくなかったということかな(^^;
あとは「なんとかなる」という甘い考え。
今にして思えば、今の日本の夏で5泊の旅の宿を固定にするのは危険だということでしょうか。(そもそも夏は行かない方がいいかな(;^_^A)
警報級の大雨予報は直前にしか出ないということを考えると、その状況に応じて行く先を変えていく柔軟性を持つことがリスクを減らすことにつながるんだろうと。
楽しみに計画していたロードを走れない無念さはありますが、無事故無トラブルで旅を終えることが最重要です。
先ほども言いましたが、今回の大雨ツーリングは本当に勉強になりました。
次回以降のロングツーリングに活かすべし!
それにしても、津軽海峡は遠かった・・・
そして今回はいつもの自然のツーリングpicをお見せできずごめんなさい!m(__)m
◇
バイクツーリング is fun!
大雨で疲弊&ツーリングルート変更の無念のツーリングとなりましたが、リベンジを誓うchizuo_riderでした。
コメント
コメント一覧 (2件)
大変なツーリングでしたね。
時間が経てば、これもまた武勇伝みたいなことになって忘れられない思い出になるんでしょうね。
東北はワインディングと温泉の宝庫で素晴らしいところですから、是非リベンジなさってください。
リターンライダーさんのご経験を参考にさせていただきます。
佐藤さん
ありがとうございますm(__)m
この2日間、残念ながら走れなかった道程はリベンジ予定です!
津軽半島最果ての龍飛崎を夢見て。。。
東北ロンツー残りの2日間は後日UPしますので、よろしければお付き合いください。