2019年9月6日、蓼科スカイラインから入り、ビーナスライン走破のあと、美ヶ原スカイラインをCBR650Rと走ってきました。
信州屈指のツーリングルート「ビーナスライン」は<白樺湖~美ヶ原高原>がツーリングのメイン区間ですが、その前後に蓼科スカイライン、美ヶ原スカイラインを加えると、感動の大きさが2倍以上になります!
ソロツーのフィナーレには厳しい「険道」のあとに最高の「感動」が待っていました~
今回のツーリングは旅程約500キロということでブログを前編・後編に分けてます。
前編は<「展望良好」蓼科スカイライン~白樺湖>、後編は<白樺湖~ビーナスライン~「感動絶景」美ヶ原スカイライン>です。
※美ヶ原スカイライン?美ヶ原高原沖線?正式名称がわからない。。。
前編で走る佐久から白樺湖までの「蓼科スカイライン」は緑の山間部ワインディングと展望が抜けるスカイラインが織り交ざる格別ルートでした~。
ブログの最後に<バイクツーリング><リターンライダー・大型初心者><CBR650R>の3つの視点で簡単ですが振り返ってます。
初秋のビーナスライン前編<佐久~蓼科スカイライン>Map
Ⓐ所沢IC
Ⓑ佐久IC
Ⓒ洞源湖入口
Ⓓ大河原峠
Ⓔ白樺湖
初秋のビーナスラインへ「多少の期待」を抱いて、いざ出発
台風が続く最近の不安定な天気の中、久しぶりに晴れマークが!
平日の金曜日ながら、直前に有給を取って、以前から狙っていた「富士山ツーリングに行くぞ!」と気を巻いてNetで調べていると、五合目までの3つのルートは9月10日までマイカー規制で走らないことが判明。。。
気を取り直して、以前からのツーリング候補「9月に入った初秋のビーナスライン」に決めて、ツーリングルートを考えました。
昨年の秋に続く2回目なので、ビーナスラインは走るとして、前後に未走ルートの2つのスカイライン(蓼科、美ヶ原)を加えることに。
スカイラインについて、バイク雑誌を見ると「展望良し」「裏絶景」のフレーズが並んでいましたが、ツーリングに出かける前は『多少の期待』などと、今となっては申し訳ない🙇思いを抱いて出かけてきました~
上信道「横川SA」にて
朝6:00に出発、今回はビーナスラインエリアの集中ツーリングということで、下道は使わずに関越~上信道の高速を経て、佐久ICへ。
高速の途中で上里SA、横川SAに寄りましたが、スポーツ系とは全く出会わず、出会うのはアメリカンやアドベンチャー系バイクと白髪混ざりのおじさんのみ。。。(自分もおじさんですが。。。🙇)
平日のツーリングということで、リタイア組なのか?それとも今の働き方改革でおじさんも率先して有給を取っているのか。。。
横川SAの写真はこちら。BMW R1200GSやら、ハーレーやらの真ん中で赤のCBR650Rが浮いてます。。。
空を見上げると久々の青空が。
今日のツーリングはポジティブモードになるしかないですね!
上信道を走って感じたこと「夏仕様のウェア」「ハイウィンドスクリーン」
横川SAを出発して、上信道の長めのトンネルが続くエリアに入ると、一気に気温が下がり、トンネル内は「さみぃ~」状態に。。。
この辺りは標高も高いので、当然ですね。
以前にご紹介したクシタニフルメッシュパーカジャケットとその下にはアンダーアーマーメッシュシャツ一枚と完全な夏仕様。
佐久ICまで我慢して、そのあとの状況で一枚着込むか決めることに。(というか、高速降りないと着替えられない~)
もう一つ、佐久ICまでおよそ150キロほど走ってきましたが、いつもより疲れていない感覚が。
2週前に取り付けたHonda純正オプション「ハイウィンドスクリーン」の効果だと思います。
当初のスクリーンと比べるとセンターの盛り上がりが違うのがわかります。下のノーマル比で+25㎜だそうです。
スモーク色のデザインでCBRの精悍さが増しただけでなく、高速走行での疲れの減少を実感し、取り付けてよかった~
佐久IC到着後、某GSにて
佐久ICで高速を降りて、これからも長めのビーナスラインを走るので、最初のガソリン補給です。
ガソリンスタンドの給油機を見ると、始めて見るボタンやフレーズが並んでました。
油種や金額などの選択がボタン。そして斬新なのは清算が横のファミマで実施するシステム!
思わず店員さんに「このシステム初めてです~」と話しかけると、「どこから来ました?」と聞かれたので、「埼玉からです」、「都内から来た人は皆さんそう言いますよ」とのこと。
このエリアではみなそうなのか?と思っていると、「お店で買い物をすれば割引できますよ」。
なるほど。ファミマ売上を少しでも上げるシステムなのか、、、と感心しながら、店の売上貢献をお断りしつつ、店を後にしました。
気温は暑くなってきており、特に着込まず、このまま夏仕様でツーリングスタートすることに。
林間、峠、ワインディング&展望良好「蓼科スカイライン」でツーリングスタート
R141を南下、「洞源湖入口」交差点を右折すると、「蓼科スカイライン」の始まりです。
道の行く手には青空が広がっており、ポジティブモード全開~
おまけ:写真右手の田んぼの向こうには青空の下の浅間山~。
ルートの最初は道の両側に木々が並ぶ気持ちのいい2車線林間コース。
道の状態はところどころ荒れてましたが、おおむね走りやすい状態でした。
しばらく走るとどでかいパラボラアンテナが!
スマホで調べると、「JAXA臼田宇宙空間観測所」とあり、日本一の大きさとのこと。
「深宇宙探査用地上局プロジェクト」という名称だそうで、あの有名な小惑星探査機「はやぶさ2」の運用に使われていると知りました。
「はやぶさ2」もそうですが、SFが好きなので「深宇宙」のネーミングでぐっと来てしまいます。。。
先を見ると爽快な開かれたエリアになってきました。
一車線エリアに入っても思っていたほど道は荒れておらず、展望が抜けるポイントが点在しながら走り抜ける雑誌通りの気持ちのいいコースでした~。
この辺りからは平日ということで、すれ違うバイクは皆無、車も片手未満という空き具合。
そのまま走っていくと蓼科山登山口があるため10台以上の車が駐車している「大河原峠」に到着。
標高は2093m!展望が抜けて、緑に囲まれ、静寂なポイントでした。
看板の横には老朽化しつつも歴史を感じさせる「大河原ヒュッテ」が。
会話も憚れるこの「静寂さ」とこの雰囲気がなんとも言えず、旅情を引き立ててくれます。
緑の木々の遥か眼下に佐久市から小諸市あたりの風景が広がっていました。
駐車場の端っこにCBR650Rを停めての一枚。
少し高台から撮るとこんな感じです。ちょうど雲が出ており、眺望が遮られてしまいました。。。
大河原峠を出発、蓼科山の北側ルートを標高を下げながら一車線を走っていきます。
ところどころ見通しが悪く道路状態の悪い場所がありますが、それほど苦にならないレベルです。
下りの一車線でバイクを停めにくかったので、写真を収められず、白樺湖まで一気に走りました。
<前編>まとめ:「蓼科スカイライン」を走り終えての感想
信州屈指のビーナスラインとつながり、八ヶ岳連峰最北部の蓼科山のスカイラインという好条件にもかかわらず、ビーナスラインほど有名ではない「蓼科スカイライン」。
走り終えてみると、おすすめのポイントがいくつかありました。
<バイクツーリング>の視点
派手さはないものの、前半の緩やかなカーブ主体の林間部、展望が抜けるスカイライン、JAXA巨大アンテナなどのおまけもあるこのスカイラインから入るルートはビーナスラインツーリングを一層心に残るものにしてくれます。
ビーナスラインの終点「道の駅 美ヶ原高原」とほぼ同じ標高2000m超にありながら、静寂感に包まれた「大河原峠」は美ヶ原高原と対照的なキャラだからこそ、ビーナスラインとセットで走るとその違いを実感できて、楽しいツーリングになるはず。
<リターンライダー・大型初心者>の視点
蓼科スカイラインはこれまでお伝えした通り、メインルートではないものの、峠の一車線エリア含め道路状態はそれほど荒れておらず、激しいヘアピンも少ない走りやすいルートでした。
一車線で展望が抜けるスカイライン、は初心者からすると山奥深く入っていく、少し腰が引けるルートのイメージがありますが、逆に初心者向けのスカイライン、と言ってもいいのでは。
「ライテクを駆使して走る」必要はあまりなく、中級者以上には少し物足りないかもしれません。
そして、リターンライダーのゆとりをもって走れるスカイラインです。
おまけ : <CBR650R>インプレ
今回の「高速走行距離150キロ+ワインディング」のツーリングにおいて、総じて言えば相性のいいバイクです。
650CC排気量による時速100キロで4000回転ちょいの安定感、と、フルカウル・重量207キロの倒しやすく曲がりやすい車体。
ただ、それ以上に回すとビリビリ振動がくるのが、気になる人には気になると思います。。。
いよいよビーナスラインへ、そしてツーリングフィナーレ「美ヶ原スカイライン」へ。
リターンライダー大型初心者・地図男(ちずお)、でした。
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